海外スポーツの視聴におすすめのVPN3選:イタリアRAI,スペインRTVEのサッカーなど

海外では自国のスポーツ試合を公共放送局が無料配信していることがよくあります。

たとえば、イタリアの公共放送RAI(ライ)、スペインのRTVEなどですが、それらはその国以外からは視聴することはできません。

しかし、VPNアプリを使えば見ることはできます。ここではスポーツ観戦におすすめのVPNを体験談をもとにご紹介しています。

VPNアプリとは?

すでに「VPNが何か」をご存じの場合、この章はスキップしてしまって下さい。

VPNとは「Virtual Private Network」の略で、直訳すると仮想専用線

VPNは通信を暗号化し、インターネット上の住所であるIPアドレスもわからないようにする(別の場所に移せる)IT上の技術です。

第三者からのネット回線への混入、ネットの利用状況の把握などが外部からできなくなり、機密やデータの保護に重宝されています。

VPNアプリを使うと、世界数十か国の中から自分の接続したいサーバー設置国を自由に選べます。

リモートワークが増えた現在は自宅のネット回線を使って仕事をしたり、無料WIFIなどを使う際のセキュリティ対策として使用することも増えています。

VPNアプリのメリットと注意点

スポーツの視聴にVPNを使用するのはその応用と言えるもの。

外国のプライベートサーバーに通信を経由させることで地域制限を回避できるので、本来映らないその国の映像が見られるというわけですね。

そうした便利さもあり、海外在住者が地域制限のかかる日本の視聴コンテンツを見る場合に使われることも多くあります。

VPNを使うメリット

  • WIFIを使う際、セキュリティ対策として有効
    昨今、自宅でリモートワークするときにVPN使用を義務づけているケースも増えている
  • 地域制限のかかった配信コンテンツを見ることができる

VPNの注意点

  • セキュリティの確かなVPNは基本有料版
  • 申込み画面は日本語表記でも、細かい説明は英語表記のことがある

英語表記に関しては自動翻訳ソフトなどで概ねの内容は把握でき、大きな支障にならないかもしれません。

海外の公共放送はVPNを使わないと映らない?

国によって異なりますが、イタリアやスペインをはじめ、日本では映らない海外の配信があります。

たとえば、イタリアのRAI(伊:Radiotelevisione Italianaの略/通称ライ)。

イタリア放送協会で日本で言えば、NHKにあたる放送局でテレビ放映だけでなく、インターネット配信も行っています。

しかし、その放送やネット方法はRAIはイタリア国内限定で、通常は日本から見れないようになっています。

他にはスペインのRTVE(スペイン放送協会)なども同様です。

具体例で見てみましょう。

下はRAIのサイトはサムネイルまでは見れますが、動画再生しようとすると「このコンテンツはイタリア国内のみです」というメッセージが出て、見ることができません。

イタリアセリエAサッカーの例

こういう画面になりませんでしたか?

「あなたの地域ではこのコンテンツを見ることはできません」というメッセージが出ています。

映らないのはコンテンツ視聴に閲覧上の地域制限がかかっているためです。

同じことは実は日本でもあります。

たとえば、国内でもメジャーなNHKオンデマンドやNetflixなどの動画配信。

これらは月額を支払って会員になることで日本国内で視聴できますが、国外からだと会員なのに映らないものも多いです。

地域ロックがかかっているというわけですね。

VPNがスポーツ観戦の視聴者にも人気な理由

VPNアプリを使用すると地域ロックのかかったコンテンツが映るのは、ネット接続するサーバーを配信元の場所に設定することで、その国で閲覧している形をとれるため。

サーバーの接続をイタリアに設定すると、イタリア国外からでもRAIが映るというわけですね。

VPNを使って海外のコンテンツが映った例

イタリアのRAIの例
サッカー「セリエA」のダイジェスト

スペインRTVEの例
自転車ロードレース「プエルタ・ア・エスパーニャ」
2023年開催時のライブ映像
https://www.rtve.es/play/videos/la-vuelta/

VPN選びの注意点:無料版は危険?

一部、無料版のVPNアプリも出回っています。

有料版との大きな違いはログなしポリシーの有無。

ログなしポリシーとは活動ログや接続ログ、IPアドレス、その他のデータは保存されない機能(第三者からの追跡不可能)。

無料VPNだと接続の足跡がデータとして収集されることもあるため、注意が必要です。

また、有料VPNは世界数十か国のサーバーに接続できますが、サーバー設置国の中に希望する国が含まれているを確認する必要があります。

たとえば、イタリアのRAIを見るなら、サーバー設置国にイタリアが含まれている必要があります。

中には中国がメインでヨーロッパの国が含まれていないようなVPNもあります。

おすすめのVPNは?代表3社を比較

筆者がこれまでに実際に使用してきてよかったVPNを3つ紹介します。

おすすめVPN3社
NORD VPN(ノードVPN)
Express VPN(エキスプレスVPN)
SurfShark(サーフシャークVPN)

いずれもVPNを使用している日本人の間ではポピュラーで、いずれもスマホ、タブレット、PCなど、複数端末で使用できます。

おすすめのVPN3社:比較表

VPN社名 Nord VPN Express VPN SurfShark
月額料金
初年度2023年2月時点
 1年プラン
月額630円
※為替レートで変動する場合あり
 1年プラン
月額1,123円
※1ドル=135円として計算
 1年プラン
月額586円
※1ユーロ=147円として計算
トライアル期間 30日返金保証あり 30日返金保証あり 30日返金保証あり
同時接続台数 6台 5台 無制限
サーバー数 59ヶ国
5900サーバー超
94ヶ国
3000サーバー超
100か国
3200台以上
イタリアのサーバー設置 あり あり あり
スペインのサーバー設置 あり あり あり
スマホアプリ あり あり あり
本拠地 パナマ イギリス領バージン諸島 オランダ

公式サイトを見ると多少スペックの違いはありますが、実際の体感としてはあまり大差ない感じがします。

値段はその時の為替レートで日本円の額が変わるでの、リンクから各社の現在の料金を見てみてはいかがでしょうか。

各社とも1カ月、1年、2年のプランが用意されています(長いほどお得です)。

画面のわかりやすさやバランスの点で、NORD VPNはおすすめです(使用している日本人も多いようです)。

NORD VPN(ノードVPN)

スマホ画面がこちら

PC画面の例

全体的なバランスがよく、画面がわかりやすくて使いやすいです。

バレーボールをはじめ、スポーツ観戦が好きな日本人ユーザーも多い。

EXPRESS VPN(エキスプレスVPN)

ページが開いたら、言語ボタンで日本語に切り替えられます。

SURFSHARK(サーフシャークVPN)

料金が少し安め。

画面デザインが独特。使用感は特に問題を感じたことがありません。

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