バレーボールVリーグの東レアローズ、日本代表「火の鳥NIPPON」のセッターとして活躍する関菜々巳(せき ななみ)選手。
勝負を大きく左右する司令塔としての存在感が高まり、今後、日本女子バレーを担う中心選手と期待されている関菜々巳選手の出身校など、選手情報をまとめました。
バレー選手の関菜々巳:身長や最高到達点などプロフィール
関菜々巳選手の身長は171cm、体重60kg(Vリーグ公式データ)。
セッターやリベロを含めた女子日本代表選手の平均身長は約175cm。代表チームの平均身長よりも少し低いくらいの身長です。
関菜々巳選手の最高到達点はスパイクジャンプが280cm、ブロックジャンプの最高到達点も280cm、指高は220cm。
2012年ロンドン五輪(銅メダル)の日本代表セッターの竹下佳江さんは身長は159cmでした。
背の高さが利点になることもありますが、セッターというポジションでは、それ以上に重要なものが多くあります。
足のサイズは27.0cmとのこと。
バレーボール関菜々巳選手の特徴やうまさ
セッターが試合中のそれぞれの局面で「どのアタッカーへ」「どのような方法」でトスを回すかは試合の勝敗を大きく左右します。
関選手のプレーの特徴や魅力は、ミドルブロッカーを活かしたトスワーク、スピードの速いスパイカーとのコンビバレーです。
また、レシーブを含めた素早い守備の動き、アタッカーとの協調性の高さなどがあります。
チーム優先する関菜々巳選手のプレーは、個の力だけでなく、集団の力を最大限に活かして勝とうとする日本人チームのプレースタイルに合っています。
そして、スピードがありながらもアタッカーに優しいトス。
全体的なバランスが非常によい選手です。
関ななみ選手らしさがよく出ている動画こちら
アタッカーとは異なり、セッターの試合における功績は数字に表しずらいものです。
しいて言えば、「どのくらい相手ブロッカーがマークを外したトス」を上げ、「スパイカーがより良い状態で打てているか」という点で、スパイカーのアタック決定率との相関関係はあるでしょう(※)。
(※)セッターの貢献度を一つの指標で表すのは難しく、アタッカーの力量、アタッカーとの相性も重要。
下のデータは2022/23年Vリーグ、所属チーム・東レアローズのレギュラーシーズンでのアタック決定率です。
リーグ№1でした。
関菜々巳の小学校時代
関菜々巳選手の出身小学校は千葉県の船橋市立法典西小学校。
小学校2年生の時にお姉さんの影響で、塚田JSCでバレーボールを始めました。
塚田JSCは船橋市を拠点に活動する小学生バレーの強豪。2020年に日立リヴァーレ入団が決まった同じセッターのポジションの雑賀恵斗(さいが けいと)選手も塚田JSC出身です。
関菜々巳選手は小学校時代だけでなく、その後の中学・高校でも皆勤賞をとるほど、元気な少女だったとのこと。
東レアローズの試合を観戦してきました ー アメブロを更新しました#千葉県https://t.co/KdPArvuWrf
— 塚田JSCバレーボール部 (@tsukadavolley) January 19, 2020
関菜々巳の中学時代
関菜々巳選手の出身中学は千葉県の船橋市立行田中学校。
中学時代の関菜々巳選手はアタッカーでした。行田中学校時代には千葉県選抜のアタッカー選手として、JOC杯都道府県対抗大会に出場しています。
関選手は行田中学時代に千葉県立柏井高校が春高バレーに出場しているのを見て、その後、柏井高校への進学を決めたと言います。
関菜々巳の高校時代
関菜々巳選手の出身高校は千葉市にある千葉県立柏井高校。
県立柏井高校は関選手が入学する5年くらい前から千葉県の女子バレーの強豪校として、徐々に名が知られるようになっていた存在。
関菜々巳選手の柏井高校時代、2016年7月にはタイで行われたアジアジュニア選手権で銀メダル獲得に貢献。この頃から「超高校級」のセッターとして注目されました。
柏井高校は県立高校というごく普通の環境にもかかわらず、練習を重ね、関菜々巳選手は柏井高校の3年生の時にはチームのキャプテンとして、春高(春の高校バレー全国大会)や国体に出場しました。
関菜々巳選手:東レアローズ女子2018年-
関菜々巳選手は高校卒業後、Vリーグの強豪チーム、東レアローズへ入団。
コートネームは「セナ」。
2018/19年シーズンには33試合。最優秀新人賞及びベスト6を受賞。
2019/20年シーズンには24試合に出場しています。
2021/22年以降、関選手は所属チームの東レアローズで正セッターとして活躍。
2年連続で30試合(100セット)以上に出場しています。
また、関ななみ選手加入後の東レアローズは、連続してリーグ上位の成績を収めています。
- 2018/19年シーズン:Vリーグ
ファイナル:準優勝
第68回黒鷲旗:優勝 - 2019/20年シーズン:Vリーグ
スターカンファレンス:2位通過
(ファイナル4への進出はならず)
天皇杯・皇后杯:準優勝 - 2020/21年シーズン:Vリーグ
レギュラーラウンド:1位通過
ファイナル:準優勝(最終順位)
天皇杯・皇后杯:準優勝 - 2021/22年シーズン:Vリーグ
レギュラーラウンド:2位通過
ファイナル:3位(最終順位)
第70回黒鷲旗:優勝 - 2022/23年シーズン:Vリーグ
レギュラーラウンド:1位通過
ファイナル:準優勝(最終順位)
天皇杯・皇后杯:準優勝
関菜々巳選手:日本代表チームでの活躍
2019年6月には全日本代表選手としてネーションズリーグに出場。シニア日本代表として国際大会デビューをしました。
2023年度の日本代表チーム、2023年6月の国際大会VNL(バレーボールネーションズリーグ)では、正セッターとして活躍中です。
日本代表メンバー情報はこちら
バレー関菜々巳の中学高校、身長最高到達点、特徴やすごさまとめ
関ななみ選手のバレーボール歴などについてまとめました。
関ななみ選手には、ケガに気をつけて、さらなるご活躍を期待したいです。
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生年月日:1999年6月12日
(2020年現在:21歳)
出身地:千葉県船橋市
血液型:B型
ポジション:セッター
所属:東レアローズ