バレーボール観戦のチケットを買う際、どの席がよいか迷うことはないでしょうか?
この記事では、どの場所がよいか決めかねている方へ向けて、座席位置の選び方、良し悪しを体験をもとに紹介しています。
納得したチケット購入と満足感のある観戦にお役立て下さい。
バレーボール観戦の魅力や面白さ
バレーボールや選手好きな人の多くは「選手やプレーがかっこいい」「選手とファンが一体となって盛り上がっている雰囲気が楽しい」という場合が多いと思います。
スパイクやレシーブの音の迫力、選手たちの声。
実際の試合観戦の迫力や熱気、臨場感は格別です。
動画や写真にはないライブ体験が味わえるはずです。
会場の座席配置の基本形:コートサイドとコートエンド
会場によって座席配置、席数、席の呼び方(チケットの券種)は異なりますが、基本は下記の図のとおり、コートサイドとコートエンド分かれています。
実際には1階スタンド席とアリーナ席が一体化している場合もありますが、試合コートに近い位置ほど、チケットの値段も高くなってゆきます。
チケット代は上がりますが、コートに近ければ近いほど、選手の姿を近くで見て、プレーの迫力を生で感じられると言えるかと思います。
アリーナ席などは、試合開始前の練習やアップの時にも「目の前のすぐそこ、話かけられそうな場所にお目当ての〇〇選手がいる!」といった感じでしょう。
しかし、アリーナ席でなくても大丈夫。
スタンド席は、後方へゆくほど高くなる階段のような席で、後方座席でも試合が見やすいようになっています。
上の図のアリーナ席や1階スタンド席を1つに統合して「SS席」としている会場もあります。
以下で、コートサイドとコートエンドのそれぞれの特徴を紹介します。
バレーボール観戦はどの座席がよい?おすすめの場所は?
コートサイド、コートエンドのどちらがよいか?は「好み」によります。
バレーボールをプレーした経験の有無、試合観戦の目的によっても異なることでしょう。
筆者は個人的に
プレーやチーム戦術を中心に見たい場合、選手を近くで撮影したい場合はコートエンド
試合全体を見たり、いろんなシーンを多くのアングルで写真撮影するならコートサイド
という感じで位置づけています。
チケットの料金から言えば、全体的にはコートサイド側の方が少し高めの設定で、一般的にはコートサイドの方が少し人気は高そうです。
一方で、以前、Vリーグの選手に「オススメの座席」のアンケートをしたところ、以下のとおり、若干ですが、コートエンドに人気があったようです。
- サイド席がおすすめの選手:30.5%
- エンド席がおすすめの選手:39.6%
(内訳:男子選手の44.3%がエンド席、女子選手はサイド席派とエンド席派が半々)
現役Vリーガーにエンド席を勧める人が多かったのは、おそらく実際にバレーボールをしている人の「選手目線」ということが関係しているかもしれません。
以下ではそれぞれの良さを説明します。
コートサイド側の席
コートサイド側のメリットとデメリットを挙げてみます。
コートサイド席の良いところ
- 両チームとも選手の動きがよく見える。
- ボールを目で追いやすい。試合の流れをつかみやすい。
- テレビなどで放映される角度で慣れている。
- 写真撮影しやすい。撮影アングル的も見栄えがよくカッコイイ。
- ベンチ側の席なら、タイムアウトやセットの間に選手の表情が見やすい。
- サインボールやサイン入りブイリーが飛んでくることがある(エンドにはほとんど来ない)。
下はアングルの例
↓200mmの望遠ズームレンズで撮影
コートサイド席の注意点
- コートサイドの最前列だと、主審やラインズマンで遮られて、スパイクやブロックが見ずらいことがある。一つ座席が変わるだけで結構違いあり(撮影アングルと座席の運と次第)。
- 多方向からの攻撃の多様性やチーム戦術は、エンド側と比べてわかりずらい。
アングルの例
コートエンド側の席
バレーボールのデータ・アナリストは、エンド側の後方でデータを取っていることが多い場所。
バレーボールの経験があったり、プレーの違いをしっかり見ることが好きな場合、エンド側は面白いでしょう。
また、バレーが未経験でも、サーブの時に選手を間近で見たい場合もエンド側はおすすめできます(かっこいい男子選手を間近で撮影したファンには結構人気があります)。
コートエンド席の良いところ
- コートとの距離が近くて選手を間近に見られる(特にサーブや入退場のとき)。
- スパイカーやブロッカーの動き、セッターのトス回しなど、戦術的なところが見やすい。
- ボールのスピード感や軌道、球質(ボールの変化)が見やすい。
- 選手の顔を正面から見る機会が多い(写真撮影での利点)。
ジャンプサーブでボールがグイッ!とカーブしているところや、セッターが相手ブロッカーを外そうとして早いトス回しをしているのがわかりやすいです。
エンド側だとボールの軌道もわかりやすく、スピード感とか迫力がすごいです!
コートエンド席の注意点
- ひいきのチームやお目当ての選手が反対コートに行った時は遠く感じる。
- お目当てのチームや選手が座席側コートの場合、選手の背中側から見ることが多い。
- ネット越しだと写真が撮りずらいことがある(遠い、望遠レンズでネットにピントが合ってしまう時がある、手前の選手に被写体が遮られてしまうことがある)。
バレーボール観戦の自由席ってどうなの?
「2階のスタンド自由席しか取れませんでした・・・」などと、時にはネガティブに思われることもある自由席。
しかし、料金が安いこと以外にも良さは多くあります。
たとえば、Vリーグのウルフドッグス名古屋の傳田亮太選手は「2階席はコートぜんぶが見れて、人の動き全体がわかる」ことを2階席の利点として挙げています。
アリーナ席など、コート近くで観る場合、プレーや選手の動きを1つ1つ目で追ってゆく感じになり、他の選手の動きは目に入ってこない感じです。
2階の良さは、スパイクだけでなく、カバーに入っている選手など、コートにいる選手全体の動きがよくわかることでしょう。
さらに、空席がある試合なら、試合やセットの合間に座席位置を移動し、場所を変えてみることもできます。
座席の場所を変えることで気分も変わり、選手たちのプレーが別の角度から違った見え方がするのは楽しい経験です。
一般的に、バレーボールの試合時間は3セットで約1時間~1時間半。フルセット(5セット)にもつれ込んだ場合は約2時間~2時間半くらいと言われています。
試合は長いので、空席があれば、途中で席を移動ができるメリットは結構あります。
なお、Vリーグの試合は人気が高く、自由席でも満席となることも多く、対戦カードやチームの人気によりますが、自由席の場合は、1試合目の試合開始前から並んで行くことがおすすめです。
バレーボール観戦でおすすめの座席や見やすい場所 まとめ
コートエンドとコートサイドを中心に、大まかな違いをまとめましたが、実際には試合会場によってもっと複雑な席の配置だったり、こまかく分かれていたりすることもあります。
それぞれの座席位置のチケットの値段や購入方法については、よろしければ、下記をご参考下さい。
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