バレーボールのスター選手、柳田将洋(やなぎだ まさひろ)選手。2017年から3シーズンはプロ選手として海外のバレーボールリーグに移籍し、プレーしました。
柳田将洋選手の海外チームの所属歴や活躍をまとめています。
柳田将洋選手:ドイツのビソンズ・ビュール(2017-18年)
大学を卒業後、柳田選手はVリーグのトップクラスチーム、サントリーサンバーズへ入団。
2015/2016年、2016/2017年の2シーズンをサントリ―で戦った後、プロ選手となりました。
柳田将洋選手がプロとして海外へ移籍し、最初にプレーしたチームがドイツのバイソンズ・ビュール(Volleyball Bisons Bühl/通称:ビュール)。
2017年6月にビュールと契約。10月15日の開幕戦に出場しました。
2戦目からはキャプテンとして任命され、若い選手が多いチームの中でリーダーシップを発揮。
ドイツのバレーボール専門雑誌「 Volleyball MAGAZIN Germany」で、2017/18シーズンの上位5人のMVP選手の一人として選ばれました。
200cm級の背の高い選手、体が強く高いブロックの選手が多いドイツでの激しい中で戦い抜く柳田選手には「ハンター・マサ(Hunter Masa)」というニックネーム。
初めての海外リーグで結果を残した柳田選手は、もともと抱いていた次なる目標、ポーランド・リーグへと移籍します。
ドイツでは、チームの中心選手だった柳田選手のポーランド移籍を残念に報じつつ、柳田選手の次なる進化のステップとして、歓迎して送り出します。
そのときのビュールの記事がこちら(英語)
柳田将洋選手:ポーランドのクプルム・ルビン(2018-19年)
海外でプレーすると決めた柳田選手が当初から目指していたのが、ポーランドの1部リーグのプラスリーガ(PlusLiga)。
ポーランドはイタリアと並んで世界最高峰のバレーボールリーグと言われ、ナショナルチームの強さも世界トップクラス。
2019年のワールドカップではブラジルに次いで準優勝しています。
2020年シーズンに日本のVリーグで活躍しているポーランド出身の選手として、パナソニック・パンサーズのミハウ・クビアク選手、ウルフドッグス名古屋のバルトシュ・クレク選手がいます。
二人とも世界の超トップ選手です。
柳田選手はポーランドのプラス・リーガで中位のクプルム・ルビン (Cuprum Lubin)へ在籍。
リーグの中盤からレギュラーとして出場。
しかし、シーズンの終盤、左足首の怪我をし、治療のため、チームを離脱することになりました。
柳田選手は「予定どおりに行かなくても、そこに転がってるヒントやチャンスもある」というプラス思考で、選手としてさらなる高みを目指してゆきました。
柳田将洋選手:ドイツのユナイテッド・バレーズ(2019-20年)
プロ3年目。
2019/2020年のシーズンに柳田選手が選んだのは、ユナイテッド・バレーズ・フランクフルト (United Volleys Frankfurt)。
UVフランクフルトは、ヨーロッパチャンピオンズリーグにも参戦するドイツの強豪。
柳田選手は海外でプレーする自身の選択を海外での武者修行でなく、主力メンバーとして「どのチームで戦うかという選択肢の一つ(出典:バレーボールNEXTより)」と語っています。
2m級の高身長選手がしのぎを削るドイツのブンデスリーガで2試合連続でMVPを取るなど、チームの中心選手として活躍。
UVFで活躍した時代の柳田選手の動画がこちら。
さらに、観戦応援ツアーで数十名以上の日本人ファンが団体でドイツに来るほどの人気。
ドイツのメディアは柳田将洋選手をサッカーの英雄、デイヴィッド・ベッカム選手になぞらえて大々的に報道しました。
(そのニュース映像はこちら/ドイツの映像系スポーツメディア Sportschauより)。
2019/2020年シーズンは新型コロナウィルスによってシーズン途中の終了となりましたが、リーグ2位で終えています。
2020-21年シーズン、柳田将洋選手は再びサントリーサンバーズでプレーをしています。
柳田将洋選手の日本での所属チーム歴はこちら。
柳田将洋選手の関連情報
これからの柳田選手の活躍が期待されます。
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