新型コロナの中で開幕した2020/21年シーズンのVリーグ。NECレッドロケッツvsJTマーヴェラスの試合を観戦しました。
コロナ後の会場の雰囲気など、試合観戦の様子がわかる内容です。
試合の始まりから終わりまで1日の流れや感想も紹介しています。
Vリーグ試合会場へ到着後
今回の試合会場は神奈川県川崎市のとどろきアリーナ。
個人的には試合開始の1時間くらい前に会場に到着するのが程よいと思っています。
会場が開くのは試合開始1時間~1時間半前が多く、会場内のホワイエ(ロビー)でグッズ販売を見たり、試合開始30分前から始まる選手たちの練習もしっかり見られます。
入場前にチームバスを見てみる
建物の外ではチームのバスをチェック。
2020/21年シーズンは例年と異なり、入り待ちや出待ちはNGとなっていますが、バスの記念撮影ならできます。
NECレッドロケッツのバス。
この日は2試合目は岡山シーガルズ×KUROBEアクアフェアリーズ。
KUROBEアクアフェアリーズのバスは女子チームらしい可愛いデザイン。
試合会場の入場や注意点
新型コロナの影響で、建物に入る前の入口での検温。
スタッフの方はマスクにフェイスガードをつけて結構厳重でした。
建物の入口で入場チケットをチェック。カバンの中身などのセキュリティ・チェックは特に無し。
会場内ではマスク着用です。
今回、Vリーグチケットで発券したため、紙のチケットは必要なく、スマホ画面を見せるだけで入場。
試合が終わるまで、何度でも入出場が可能。
ロビーや物販を見る
入場時にホームチームの選手紹介やハリセンが無料配布。無料配布物は試合やチームによって異なります。
ロビーでは応援Tシャツが販売。
ファンクラブ入会の受付。
インターネットでも加入できますが、会場だと質問できるのが良いですね。
選手の写真パネルは実物大?記念撮影スポット。
Vリーグ観戦:会場内の様子
新型コロナの関係で声を出しての応援はNG。
写真撮影はOKですが、フラッシュは禁止です。
アリーナやロビーでの飲食も禁止。
飲食ルールは会場によって異なりますが、今シーズンはどの会場でも飲食NGにしているようです。
カバンにペットボトルを詰め込んでおき、さっと水分補給している人は多く、そのくらいなら問題はなく、咎められることはないかと思います。
Vリーグ試合前の練習風景
神奈川県のとどろきアリーナは、Vリーグ会場の中でも比較的に大きな会場。
観客は収容人員の50%以内ですが、この日は入場者数は約1,800人。
コロナ以前、Vリーグの1試合の平均入場者数は2,000人台で推移しているらしいです。
練習が始まると、選手たち全員が声を出していて、とても賑やか。活気があります。
観客としてもワクワク感があって、テンションが上がってくる時間帯。
写真を撮る人は練習時間もシャッターチャンスです。
Vリーグ試合:NECレッドロケッツ×JTマーヴェラス
1試合目は、NECレッドロケッツvsJTマーヴェラス。
JTマーベラスは昨年の優勝チームですが、NECは好調でした。
NECレッドロケッツの選手
NECレッドロケッツはエースの古賀紗理那選手を中心に、山田二千華や曽我啓菜ら若手の日本代表選手が在籍。
小柄ながら高いジャンプ力の柳田光綺選手らにも注目です。
エースの古賀紗理那選手は26得点を決めて、この試合のMVPに選ばれました。
身長180cmの古賀紗理那選手はエースの安心感、スマートさや風格などのオーラを漂わせていて、とても華のある存在。
この日のスパイク決定率52%はすごいです(※)。
(※)スパイク決定率:スパイクを打った回数のうち得点になった割合。女子はラリーが続くことが多く、スパイク一発では得点になりづらい傾向があり、スパイク決定率の平均は30%台から40%前後が多い。
山田二千華選手(身長183cm)は2020年度日本代表にも選ばれている期待の星。
高さ、スピード、パワーの三拍子がそろった選手。
2001年生まれの曽我啓菜(はるな)選手も2020年度日本代表選手に選ばれたホープ。
レフト、センター、ライトのどこからでも攻撃ができて、スピードと機動力があります。
この日は古賀選手の50本についで、チームで2番目に多い46本のスパイク打数で活躍。
NECレッドロケッツのチーム情報
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JTマーヴェラスの主力選手
JTマーべラスは身長191cmの外国人アンドレア・ドルーズ選手を中心に、芥川愛加、小幡真子、林琴奈ら日本代表選手が多く在籍。
昨シーズンのV1女子のリーグ優勝チームです。
攻撃の中心ドルーズはアメリカ代表チームの選手。昨シーズンでV1女子の中の得点ランキング1位に輝いています。
女子選手としては桁はずれの高さとパワーで、スパイクを打つ時も気合いの入った声も大迫力。
試合をつうじて終始、コートでの声が響き渡り、リーダーシップを発揮しているのが小幡真子(こばた まこ)選手。
機敏な守備とガッツがすごかったです。
林琴奈(はやし ことな)選手は金蘭会高校時代、2019年の春高バレーで優勝。
対戦相手のNEC曽我啓菜選手は、金蘭会高校の1学年下でチームメート。
この日の林選手のスパイク打数は44本。ドルーズ選手に次いでチーム2位、サーブレシーブはJTで1番多い34本。
守備(レシーブ)から攻撃、バックアタックなどが印象的でした。
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Vリーグ観戦:インターバルや応援
1試合目では2セット目が終わったところで、10分間のインターバル(休憩時間)。
お手洗いなどを済ませる観客が多いです。
1試合目が終わると、2試合目の開始まで30~40分くらいの休憩時間をはさみました。
次の2試合目に出場するチームのアップも始まります。
とどろきアリーナでは建物外では3~4軒出ていた屋台カーで出ていましたが、屋台の有無は会場によって異なります(東京でも墨田区総合体育館や大田区総合体育館では無し)。
現在、収容人数の50%入場。座席が1席おきでゆとりがあるのは観客にとって良い点です。
コロナの関係で声を上げての応援はNG。ハリセン利用や拍手はOK。
会場内ではホームチームの大音量での応援放送(音楽や言葉)が流れています。
コロナの特殊事情や飲食、撮影、持ちものについての注意は以下の別記事にまとめています。
Vリーグ試合観戦の感想:現場観戦の面白さは?
試合全体としてNECの好調さが光りましたが、JTもまだまだ本領を発揮していない感じもありました(今後、センターがもっと機能してくるはず)。
そして、やっぱり試合会場での迫力や熱量は圧倒的!!
ボールの音や選手たちの声、会場の応援のライブ感が楽しいです。
バレーを通じた選手たちはかっこよくて美しいです。
試合会場で選手を見たときの印象は、映像で見るのと違うことも少なくありません。
スピードやバネ(跳躍力)、体の大きさや存在感、その選手独特の特徴や本当のすごさは試合会場で見て初めてわかることも多いです。
試合会場では選手の仕草や表情までよく見えます。
Vリーグのバレーボールでは選手たちが遠すぎない存在で、身近に感じられるのも良いところですね。
試合の公式データやさらに詳しいレポートを見る方法
この日の試合はNECレッドロケッツが3-1のスコアで昨年の覇者・JTマーヴェラスに勝ちました。
試合の結果はデータ化されてVリーグの公式サイトにアップされています。
中でも公式記録Aの<監督のコメント>や<要約レポート>は全体を知るのに役立ちます。
選手別の活躍データは公式記録Bにアップされています。
各試合の公式記録A、Bの表はこちらページからダウンロード可能。
チーム公式サイトには、プロの記者が試合を評価したレポートがアップされている場合もあり、参考になります。
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出典 Vリーグ・嶋岡会長インタビュー