バレーボール女子のユニフォームで強そうに見えて、かわいい、おすすめのデザインは?
ここでは2020年の春高バレー出場の女子チームでベスト16に入った学校、特徴的なデザインのユニフォームを集めました。
チームカスタムオーダーでオリジナルのユニフォームづくりを検討中なら、参考になるデザインや色が見つかるかもしれません。ご参考にどうぞ!
メーカー、ブランド別:女子バレーのユニフォーム
メーカー(ブランド、スポーツ用品会社)は、アシックス(ASICS)、ミズノ(MIZUNO)、デサントDESCENTE)、アンダーアーマー、ファイテンの5社がありました。
圧倒的に多いのはアシックス(ASICS)、ミズノ(MIZUNO)。
次にデサントが続いています。
デザイン同様、地域によっても傾向があるようです。
たとえば、東北地方はアシックス製が多く、関西地方ではミズノが多いです。
これは地域や学校とスポーツ用品会社との結びつきの強さも関係しているのかもしれません。
アシックス |
ミズノ |
デサント |
アンダーアーマー |
ファイテン |
メーカー | 女子 | 男子(参考) |
アシックス | 24 | 23 |
ミズノ | 23 | 17 |
デサント | 4 | 11 |
アンダーアーマー | 1 | 0 |
ファイテン | 0 | 1 |
デザイン別:女子バレーのユニフォーム
シャージ(上シャツ)、パンツ(下)とも、スマフォやパソコンで好きなものを組み合わせてシミレーションできるセミオーダー、フルオーダーで、各チームともかなりかっこいい仕上がりです。
各チームとも2種類以上のユニフォームがあり、色やデザインは複数パターンあります。
以下の表はすべてを網羅したものではなく、メインのユニフォームでの参考数です。
スリーブ(袖)
ユニフォームは汗を吸う長袖が良いという考え方もありますが、女子、レディースの場合、「袖のないタイプ(スリーブレス)」が増えてきているようです。
近年の全日本代表女子も袖なしタイプです。
同じスリーブレスでも、襟の形や胴回りの絞り方がチームによって異なっています。
袖タイプ | 女子 | 男子(参考) |
半袖 | 31 | 52 |
スリーブレス | 20 | 0 |
長袖 | 1 | 0 |
襟まわり
V型か丸型の襟無しユニフォームが多いようですが、複数もっているチームもあります。
(例えば、2018年、2019年優勝の金蘭会の襟の形はV型と丸型の2種類あります)
春の高校バレーに出場したすべてのユニフォームを見比べてみると、地域によって傾向が出ていたりするのが面白いです。
たとえば、男子では九州勢が襟付きユニフォームが多い。
地方大会で対戦したり、ユニフォームを作るときに身近なチームのを参考にすることが多いからかもしれませんね。
襟の形 | 女子 | 男子(参考) |
V型 | 33 | 39 |
丸型 | 17 | 6 |
襟付き | 2 | 7 |
アシックス(ASICS)のバレーユニフォーム
どれも強そうに見えて、かっこよく、着やすそうです。
シンプルに見えて、実は結構、凝ったデザインなところが面白いです。
東九州龍谷(大分)【優勝校】:アシックス
東九州龍谷は20年連続、35回の春高バレーに出場。
春高バレーの優勝回数も最多の8回(2008~12年は4連覇)。
日本代表の岩坂名奈選手や鍋谷友理枝選手、2020年大会のキャプテン荒木彩香選手らの出身校です。
胸には現在の学校名の東九州龍谷の通称「東龍」。
ユニフォームの背中側は以前の学校名の「扇城学園」。
かつて扇城学園の時代に前人未踏の年間無敗を伝説があります。
その伝統を大切にしているのですね。
2020年の春高では、2018年、2019年に二連覇した大阪の金蘭会高校を準決勝で破り、優勝。
古川学園(宮城)【準優勝校】:アシックス
15年連続、40回出場の東北の名門校。
色違いの赤いユニフォームもシューズと合っていて、白同様にかっこいいです。
共栄学園(東京)【3位】:アシックス
タレント、解説者として活躍する益子直美さんの出身校。春高24回出場の常連。
色違いの上下の組み合わせがかっこいい。さわやかで、おしゃれ。そして、強そう。
前も後ろも共栄学園の校名は「KYOEI」というアルファベットで入れています。
富山第一(富山):アシックス
春高出場は12回目。2020年はベスト16に入りました。お花のエンブレムが目立ちます。
バレーボールとお花って、あまり結びつきません。
だからこそ、お花のかわいらしさがアクセントになって、おしゃれに見えてくるのかも!
広島桜が丘(広島):アシックス
春高出場は2回目。2020年はベスト16に入りました。
桜が丘という学校名に合わせた桜色。今大会の女子で唯一のピンク色。
京都橘(京都):アシックス
21年連続、23回目の春高出場。2020年はベスト16に入りました。
日本代表のリベロ、井上琴絵(デンソー)選手の出身校。
京都の伝統的な建物の赤を思い起させる、京都らしい雅(みやび)な感じ?
ミズノ(Mizuno)のバレーユニフォーム
女子ではミズノの存在感が大きく、人気があるようです。
金蘭会(大阪)【3位】:ミズノ
9年連続9回目の春高出場。
林琴奈(JTマーヴェラス)、水杉玲奈(東レ)などの出身校。
2018年、2019年に春高2連覇、2020年は準優勝しています。
V字ネックもある。
写真は大会で最も注目されたアタッカーの一人、宮部愛芽世(あめぜ)選手。
高校生ながら、2019年秋のワールドカップで日本代表にも選ばれている将来有望な選手。
八王子実践(東京):ミズノ
春高バレー出場42回の名門。緑色が伝統のカラー。
春高バレーの優勝回数は5回(2020年時点で第2位)
元日本代表の狩野舞子さん、解説者で活躍している大林素子さん、古くは銅メダルを獲得した1984年ロサンゼルスオリンピックの中心選手だった三屋裕子さんなどの出身高校。
誠英(山口):ミズノ
山口県の女子バレーと言えば、誠英。30年連続出場、40回目!
元日本代表の栗原恵さん、現役日本代表の奥村麻依選手(デンソー)選手の出身校です。
襟元の黒がアクセントになっていて、この襟元にこの形で黒地を入れるのは珍しいデザイン。
大阪国際滝井(大阪):ミズノ
春高出場21回。難関の大阪代表。日本代表のセッター、宮下遥選手の出身校。
熊本信愛女(熊本):ミズノ
春高出場32回。日本代表の古賀紗理那選手の出身校。
ウェストのあたりが絞られていてスタイルが良く見えそうなユニフォーム。
キリスト教系の学校らしく、エンブレム(校章)には十字架と💛マーク。
古賀紗理那選手が春高に出場した頃とは違うデザインですが、エンブレムは引き継がれています。
上のユニフォームは和歌山信愛女学院(和歌山)。同じ系列の学校なので、エンブレムが共通。
シルエットや襟や袖のあたりも何となく熊本信愛女学院と似ています。
横浜隼人(神奈川):ミズノ
春高は初出場。色使いやデザインが現代的で最近の感じ。
Vリーグで出てきそうな色柄で、良い意味で伝統にしばられていないイメージ。
就実(岡山):ミズノ
岡山県の春高バレー出場の常連校。43回目。
日本代表の石井優希選手の出身校。
シンプルですが、名門の伝統を引き継いだデザイン。なぜか強そうに見えてしまう。
奈良文化(奈良):ミズノ
春高バレー出場2回目。
襟と肩のラインがおしゃれ。英文字でNara Bunkaという刺繍もかっこよいです。
鹿児島女子(鹿児島):ミズノ
春高バレー出場35回目の鹿児島県の名門。
襟元のファスナー、襟と周辺の色づかいやデザインがおしゃれで爽やか。そして強いそうに見えます。
デサント(DESCENTE)のバレーユニフォーム
札幌山の手(北海道)、西邑楽(群馬県)、福井工大附福井(福井県)、高知(高知県)の4校が採用。
下は高知と西邑楽。二つともVリーグのユニフォームみたいでかっこいいですね。
高知(高知):デサント
西邑楽(にしおうら、群馬):デサント
ちなみに、アスリートモデルは石川祐希選手、清水邦広選手、栗原恵さんなど。
月バレ.comにて、
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お楽しみに!#月刊バレーボール#DESCENTE#栗原恵 #メグマネ#LDH pic.twitter.com/0fYIFN0ZFn— 栗原恵マネージャー(メグマネ) (@megu_managerLDH) April 5, 2020
アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)のバレーユニフォーム
アンダーアーマーはアメリカの会社ですが、過去10年くらいで急速に日本で人気が出ているスポーツウェア会社。
春高バレーの出場校ではありませんが、バレーボールの名門、筑波大学がアンダーアーマーのユニフォームを採用しているようです(2018時点)。
延岡学園(宮崎):アンダーアーマー
延岡学園は宮崎県のスポーツ名門校。
春高出場は18回目。2020年はベスト16に入りました。
今大会唯一のアンダーアーマー(UNDERARMOUR)製。
延岡学園は日本代表の新鍋理沙選手の出身校。
バレーボール 女子 ユニフォーム まとめ
上で紹介したユニフォームですが、2020年1月、春高バレー直後、東京の新宿の地下プロムナードに実物展示された巨大広告の一部です。
花王という石鹸や洗剤などを作る会社の広告ですが、出場選手へのとても素敵な「贈る言葉」が書かれていました。
今年も春高バレーが終わりました。
みんなの汗に、日本中が泣きました。3年生にとっては最後の大会。
でも、最後の試合が終わった日は、新しい挑戦のゼロ日目。
高校バレーで培った体力と粘りがあれば、なんだってできる。
汗は洗い流しても、汗をかいた日々は流れない。
・・・つづく・・・(引用:アタックゼロ屋外広告)
「春高バレー」の部分の言葉を、他の言葉に置きかえてみて下さい。
「汗は洗い流しても、汗をかいた日々は流れない・・・」は、きっと、その言葉にも当てはまるのじゃないかと思います。
春高バレーの最後の試合で着たユニフォームを預かり、「キレイに洗濯して、引退する3年生にユニフォームを額縁に入れて贈る」のだそう。
春高バレーは、バレーボールをする学生なら一度は必ず夢見るといってよい憧れの舞台。
もらう選手側としては嬉しい、一生の思い出になるでしょうね!
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