バレーボールVリーグの東レアローズ女子、日本代表・火の鳥NIPPONで活躍する黒後愛(くろご あい)選手。
次世代のエースとして活躍が期待されている黒後愛選手のの出身校や最高到達点、ご家族情報などをまとめています。
バレー選手の黒後愛:身長や最高到達点などプロフィール
黒後愛選手の身長は180cm、体重70kg(Vリーグ公式データ)。
セッターやリベロを含めた女子日本代表選手の平均身長が175cm前後、スパイカーの平均身長が178cm前後ですので、日本チームでは身長が高い方に入ります。
黒後愛選手の最高到達点はスパイクジャンプ306cm、ブロックジャンプの最高到達点は289cm、指高は237cm。
最高到達点の高さは同じエース級の選手では古賀紗理那選手(305cm、身長180cm)、石井優希選手(302cm、身長180cm)と並び、代表選手の中でもトップクラスと言ってよさそうです。
黒後愛選手は高さとパワーが桁違いの外国人選手に劣らないほどのパワフルさを感じさせるアタッカーです。
足のサイズは26.5cm。

黒後愛の横川西小学校時代
黒後愛選手の出身小学校は栃木県の宇都宮市立横川西小学校。
バレーボールを始める前は水泳やピアノもやっていたそうです。
小学1年生の頃からバレーをしていた姉の練習について行っていましたが、バレーボールを始めたのは横川西小学校3年生のとき。
横川西小のチームと母の知り合いがコーチをしているクラブ、サンダースと両方でバレーをしていました。

サンダースは県内のジュニアバレーボールの強豪。
黒後愛選手が5年生の時(2010年)、全国大会(全国スポーツ少年団バレーボール交流大会)でベスト4に入りました。
6年生の時に全国優勝を目指していましたが、東日本大震災の影響で大会が中止になってしまったそうです。
黒後選手の小6の時の身長は160cm前後。
小学生としては高身長のほうですが、この時期にレシーブをよく練習したおかげで、エースアタッカーになった後も、レシーブへの苦手意識はなかったと言います。
黒後愛選手の出身中学高校
黒後愛選手の出身中学校は宇都宮市立若松原中学校、出身高校は下北沢成徳高校です。
黒後愛選手の若松原中学校時代
黒後愛選手が通った宇都宮市立若松原中学校は、実は黒後選手の校区ではありませんでした。
しかし、叔父が若松原中のバレー部監督をしていたため、越境入学。
他の選手とは一つ抜けた身長の高さ、上手さだった黒後選手は若松原中学校の1年生からレギュラーとなりました。
下の左から二番目は中学時代の黒後愛選手。中学生らしくて可愛いですね。
中学時代は関東大会への出場まででしたが(関東大会に出るだけでも十分すごいですが)、中学2年の時には全日本中学選抜に選出されています。
中学3年で出場した全国都道府県対抗中学バレーボール大会では、栃木県代表は2回戦で負けましたがが、黒後選手は優秀選手賞を獲得。
優秀選手は、通常、優勝校や準優勝校から選ばれることが多いです。2回戦で敗退した黒後愛選手はとても存在感があった証拠ですね。
黒後愛選手の下北沢成徳高校時代
下北沢成徳高校は高校女子バレーボール界の東京の超名門。
木村沙織、大山加奈、荒木絵里香、石川真佑など、全日本選手のトップ選手たちの出身校です。
黒後愛選手は下北沢成徳高校時代の1年生の時、春高バレーでベスト8(2015年)。
高校2年(2016年)、3年(2017年)で二大会連続で優勝。
エースとして大会のMVP(最優秀選手)に表彰されました。
下北沢成徳高校ではウェイトトレーニングをしっかり行うことで有名で、卒業生の選手は皆、共通してパワフルな感じになるのだとか。
エースアタッカーの練習は、ハイセット(相手ブロックがしっかりつく時間のある高いトス)の時でも逃げない、小手先に走らない!
真っ向勝負して打ち切って、得点を決める練習をたくさんしています。
こういう骨太さ、強さがあるから、高校卒業後、すぐにシニア代表チームに合流して活躍できるとも言えます。
さらに、下北沢成徳高校の名将、小川良樹監督の指導法は「教えすぎず、自分で考える力をつけさせる」。
自分で考えて対応する力があるから、相手チームに対応できるし、苦しい場面でも自分で修正できる。
小川良樹監督の指導法によって、木村沙織、大山加奈、荒木絵里香などの日本女子バレーを代表する選手たちが生まれるのでしょうね。
下北沢成徳高校、本当に、すごい高校ですね。
東レアローズの黒後愛選手

高校卒業後、2017年に黒後愛選手はVリーグの東レ・アローズに入団。
同じ年、2017年3月、全日本女子代表メンバーに初登録されています。
Vリーグに本格デビューした2017-18年のシーズンでは、攻守の中心選手として活躍。
黒後選手は最優秀新人賞を獲得しました。
黒後愛選手の両親や姉など家族構成は?
黒後愛選手は姉のいる4人家族。バレーボール一家と言えます。
お父さんは元バレーボール選手。
父の黒後洋(ひろし)さんは宇都宮大学の体育学などを専門分野とする指導者で、宇都宮大学のバレーボール部を関東の1部リーグに昇格させたことのある名監督です。
母(裕子さん)も元バレーボール選手。
全日本インカレ上位の常連である筑波大学の女子バレー部に所属していたそうです。
5才年上の姉(彩乃さん)も元バレーボール選手。
お姉さんはバレーボールの強い国学院栃木高校へ進学し、春高バレーに出場。
その後、宇都宮大学でバレーボールをしていたとのこと。
ちなみに黒子愛選手が通った宇都宮市立若松原中学でバレー部の監督は、叔父の黒後昭さん。
黒後昭さんは「黒後愛選手はものすごい集中力の選手」で、そのエピソードには事欠かないと語っています。
この集中力については、日本代表の中田久美監督も同様に「集中できた時の黒後はすごい!ワールドクラス」と評しています。
黒後愛選手 関連情報
黒子愛選手には今後、日本の女子バレーを引っ張っていってほしいですね。
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東京五輪の日本選手を中心に他国の注目選手も紹介
生年月日:1998年6月14日
(2020年時点:22才)
出身地:栃木県宇都宮市
血液型:B型
ポジション:アウトサイドヒッター
所属チーム:東レアローズ