イタリアのプロバレーボールリーグ「セリエA」や日本代表チームで活躍する石川祐希選手。
2020年10月~2021年2月まで、コロナ禍で戦った石川祐希選手の壮絶な記録をこちらに残しています。
パワーバレーミラノ:2020/21年シーズンの試合記録
9月・10月の試合日程と結果
8/28 (金)テストマッチ
トレンティーノ3-1ミラノ
試合レビューとアーカイブ
9/2(水)テストマッチ
ミラノ5-0イタリア代表U20
動画アーカイブ
9/3(木)テストマッチ
ミラノ2-2ラヴェンナ
動画アーカイブ
9/4(金)記者会見
石川祐希選手の記者会見
記者会見概要や動画
9/5(土)テストマッチ
ミラノ3-1ピアチェンツァ
9/13(日)コッパイタリア予選
ミラノ3-0ヴェローナ
(25-21,25-17,25-17)
石川祐希選手11得点/MVP
MVPを祝うツイート
STATS
9/20(日)コッパイタリア予選
ヴァレンティア1-3ミラノ
(14-25,25-20,15-25,22-25)
石川祐希選手14得点
STATS
9/23(水)コッパイタリア予選
ミラノ2-3モンツァ
(13-25,28-26,25-20,21-25,16-18)
石川祐希選手出場せず(次の試合への調整 ?)
STATS
9月~10月のリーグ戦
レギュラーシーズンスタート
9/27(日)第1節
ミラノ3-0チステルナ
(25-20,26-24,25-20)
石川祐希 11得点
キャリア通算1000得点目を達成!(この試合で1001得点に)
STATS
10/3(土)第2節
モンツァ1-3ミラノ
(22-25,25-21,19-25,20-25)
石川祐希選手17得点/MVP
STATS
<試合メモ>
アウェイでの試合でしたが、勝利。石川祐希選手は攻守に大活躍。試合の最後も石川選手の得点で終わりました。リーグ戦開幕2連勝。両チームとも2m以上の身長の選手が多い中で、石川祐希選手はこの試合のMVPに!
10/7(水)第3節
ミラノ1-3ヴァレンティア
(19-25,25-23,25-27,20-25)
石川祐希選手19得点
STATS
<試合メモ>
ホーム、アリアンツ・クラウドでの試合。2セット目、3セット目で競り合いましたが、ヴァレンティアの勝利。しかし、石川祐希選手はこの試合でチーム最多の19得点を上げ、この試合でセリエA出場通算100試合目に。
10/11(日)第4節
モデナ1-3ミラノ
(24-26,19-25,25-20,24-26)
石川祐希選手22得点/MVP
STATS
<試合メモ>
モデナは石川祐希が大学時代に初めてイタリアへバレー留学した時のチーム。セリエAでトップ4に入る超強豪クラブ。敵地での試合でしたが、ミラノが勝利!4セット目はモデナが優勢に試合を運びましたが、マッチポイントからミラノが大逆転。石川祐希選手は22得点の大活躍で今季リーグ戦3度目のMVPに!
10/14(水)第5節
ミラノ3-2ラヴェンナ
(25-22,30-32,24-26,25-22,15-12)
石川祐希選手17得点
STATS
<試合メモ>
2時間半におよぶ大接戦をミラノが征しました。石川選手はスパイク打数、レセプション数ともにチームで一番多く、安定したレセプションと17得点で活躍。第4セット目に足の痛みで倒れ込むシーンもありましたが、天性の体の使い方と技術で最後まで打ち続けました(祈回復)。
10/18(日)第6節
ミラノ3-1ヴェローナ
(15-25,25-19,27-25,25-22)
石川祐希選手16得点
STATS
<試合メモ>
1セット目を取られましたが、その後、ミラノが勢いに乗り、3セット連取。何度か劣勢になりながら巻き返すミラノの粘り強さが光りました。競り合った場面では石川祐希選手が得点をして流れを作り16得点の活躍。4セット目の前半、一時はベンチに入りましたが、4セット目後半にコートへ戻り、最後の得点も石川選手。
10/25(日)第7節
チヴィタノーヴァ3-0ミラノ
(25-20,26-24,25-22)
石川祐希選手8得点
STATS
<試合メモ>
相手のチヴィタノーヴァが素晴らしかったですね。隙のない守備と化け物のような選手たちの凄いサーブでミラノの本領が発揮しずらかったようでした。次に期待!
石川祐希選手に関するまとめ記事はこちら
11月の試合日程と結果
11/3(火)CEVチャレンジカップ
ミラノvs イェーカブピルス(ラトヴィア)
ミラノ不戦勝(相手チーム棄権)
対戦チームの(コロナ影響)棄権によりミラノは不戦勝でベスト16に進出(次はベスト8をかけての試合)。コロナの関係で棄権したチームが他にもいくつか出ています。
試合情報/STATS
11/7(土)第9節
パドヴァ2-3ミラノ
(16-25,25-21,15-25,25-18,11-15)
石川祐希選手17得点/MVP
STATS
フルマッチ動画:RAI Sport
(視聴にはVPNが必要)
RAIの視聴方法▼
<試合メモ>
約2週間ぶりとなった公式戦は昨シーズン石川選手が在籍したパドヴァ。石川選手はサーブとスパイク打数がチーム№1の17得点で今季リーグ戦4度目のMVP。特に最終セットでは「重要な場面で何としてでも1点をもぎ取る」集中力と気概を感じさせました。
11/11(水)CEVチャレンジカップ
ミラノvs イェーカブピルス
相手チーム棄権でミラノ不戦勝
試合情報
11/15(日) 16:00・第10節
12/17に延期→1/6へ再延期ミラノvs トレンティーノ
11/21(土) 第11節
ミラノ1-3ピアチェンツァ
(25-23,16-25,22-25,19-25)
石川祐希選手16得点
STATS
フルマッチ動画:RAI Sport
(視聴にはVPNが必要)
RAIの視聴方法はこちら
<試合メモ>
石川選手は引き続きチームの中心で活躍しましたが、ミラノの主砲パトリィが2セット目序盤に鼠径部(足の付け根)の負傷でベンチへ。また、相手は大ベテランのグローザー選手(背番号9/この試合のMVP)の存在で上手く機能していたように見えます。
11/25(水)第8節
ミラノ1-3ペルージャ
(25-21,20-25,21-25,22-25)
石川祐希選手16得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
惜しい敗戦。パトリ選手不在で石川選手はいつもと違うオポジットポジションでプレー(セッター対角のライトだがレセプションはする)。良いシーンもたくさん見られました。強豪ペルージャ相手にも十分勝てるポテンシャルを見た試合。今回の布陣に馴染むことで戦い方の引き出しが増え、分厚くて強いチームの姿が期待されます。
“9mの宝石”石川選手のスーパー・テクニカルサーブ
11/29(日)後半1節
チステルナ0-3ミラノ
(21-25,20-25,18-25)
石川祐希選手10得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
石川祐希選手は本来のOHポジションに戻ってのプレー。完璧と言えるほどのゲームで、セッターとアタッカーのコンビが冴え、気持ちがよいくらいにスパイクやブロックが決まった試合でした。石川選手の守備でいくつかの見ごたえあるファインプレーも光りました。石川選手はこの日も大活躍で、特にスパイク決定率67%が素晴らしいです。MVPはマー選手でしたが、全員がよかった試合。後半戦とても良いスタート。
石川選手のスーパー“ワンハンド・ボレー・トス”
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12月の試合日程と結果
12/4(金)後半2節
ミラノ2-3モンツァ
(20-25,24-26,25-13,25-22,11-15)
石川祐希選手20得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
フルセットの試合。石川祐希選手は20得点(マー選手と同点でチーム№1)、通算サーブポイント100得点を達成(この試合4本のエースで通算99→103に)。試合前半はあと一歩、後半よく盛り返して惜しかっただけに、選手もファンも悔しいところ。勢いのあるモンツァは4連勝で5位。
12/8(火)CEVチャレンジカップ
ミラノ3-0カルシットバレー
(25-19,25-18,25-16)
試合情報/STATS
<試合メモ>
カルシットバレー・カムニックはスロヴェニア・リーグのクラブ。25-19、25-18、25-16のスコアでミラノが勝利し、8強へ進出。最多得点はマー選手の22得点。石川祐希選手はこの試合に出場せず。体への影響が最小限であることを祈り、次にコートで姿を見られるのを楽しみにしています。
12/9(水)CEVチャレンジカップ
ミラノ3-0ディナモ・ブカレスト
(25-18,25-22,25-19)
試合情報/STATS
<試合メモ>
ディナモ・ブカレストはルーマニア(東欧)の首都をホームタウンとしたクラブチーム。ミラノは石川選手(療養中)が不在の中で、準決勝へ進出。
次回のCEVチャレンジカップの試合は2021年2月24日(準決勝)、3月3日(決勝)を予定
CEVファイナル組合せ
タブから「Final Phase」を選択
いつも感動をありがとう!!
12/13(日)後半3節ミラノvs ヴァレンティア
延期→1/14予定
12/17(木)10節
ミラノvs トレンティーノ
延期→11/15→1/6
12/20(日)後半4節
ミラノvs モデナ
延期→1/21
12/27(日)後半5節
ミラノvs ラヴェンナ
延期→2/10
石川祐希選手に関するまとめ記事はこちら
1月の試合日程と結果
1/3(日)後半6節ヴェローナ
ヴェローナ3-1ミラノ
(21-25,25-22,25-22,25-17)
石川祐希選手15得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
12月4日以来、約1か月ぶりのリーグ戦となったミラノ。1セット目をミラノがとりましたが、その後、ヴェローナが連取。セッター対角のポジションで入った石川選手のパフォーマンスは良く、苦しい場面で流れを引き寄せる得点(石川選手15得点)。チーム全体としては、12月下旬以降も試合を続け、試合勘(実戦感覚)を保持できている相手チームが有利だったと言えますが、石川選手の元気なプレーが見れたのは素晴らしかったです。
1/6(水)前半10節振替トレンティーノ
トレンティーノ3-0ミラノ
(25-18,25-17,25-15)
石川祐希選手6得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
セリエA屈指の強豪トレントは昨年リーグ得点王のニミル・アブデルアジズ(オランダ代表)をはじめ、とにかくサーブがすごく、ミラノがリズムを掴みづらかった。チームのコンディションがかなり違ったとは言え、セリエ4強の一角と言われるトレントの実力やチームの課題も見えた試合。
一方で、石川祐希選手はセリエAリーグ通算のスパイクポイントで1000ポイントも達成(998+6=1004に)。次戦に向けてコンディションが高まってゆくことを期待!
1/10(日)後半7節チヴィタノーヴァ
ミラノ2-3チヴィタノーヴァ
(21-25, 32-30, 25-23, 22-25, 10-15)
石川祐希選手25得点
最多得点を祝うツイート
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
前節に続いてセリエ4強の一角、チヴィタノーヴァとの対戦。石川祐希選手の素晴らしいプレーが光るすごい試合。特に3,4セット目はEleven Sportsのフルマッチ・アーカイブの一番の見どころ。
ミラノはいつものセッター、スベルトーリが欠場。代わりのダルデッロ(№5)は2018,2019年トレントに在籍したベテラン(37才)のイタリア人セッター。
石川選手はチーム最多の25得点(アタック23、ブロック1、エース1)。スパイク決定率は85%という驚異的な数字(※)。
石川選手の全25得点をまとめた7分間のハイライト動画
(チーム公式YouTubeより)
第1セット
コンディションの良いチヴィタノーヴァに対し、ミラノも本来の力強さが戻り、双方とも譲らぬ展開。終盤のほんの僅かなところの差でチヴィタノーヴァが先取。
第2セット
セット序盤に石川選手のバックアタックやサービスエース。このセットの見どころはセットの終盤、23点あたりからの攻防。32-30までもつれ込んだデュースをミラノがゲット。
第3セット
時間がない場合は第3セットを見るのがおすすめ。特にセットの中盤、Mi12-16Civあたりから石川選手は驚くべき高いスパイク決定率。一時は5点差のビハインドだったところを石川選手の2連続ブロックなどでミラノがセットを連取。
第4セット
4セットもコンスタントに石川選手の素晴らしいプレーが続く。後半Mi14-15Civからの拾いまくるディグ、17-19ではフェイクセットをセッターがスパイクで決めるという珍しいシーンも!
3、4セット目の石川選手はブロックアウト、リバウンド、フェイントなど軟硬を織り交ぜた攻撃。平均身長が10cmほど高い外国人のトップ選手と戦う上で、日本人バレー選手の参考になるプレー。一方「簡単には勝たせてくれない」強豪、チヴィタノーヴァがセットを奪い返した。
最終第5セット
流れはチヴィタノーヴァに。
正セッター、スベルトリを欠いて善戦したミラノ。確実にコンディションは上がってきてると言えそうです。
1/14(木)後半3節振替ヴァレンティア
ヴァレンティア3-1ミラノ
(25-21,18-25,25-22,25-12)
石川祐希選手10得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
シーズン前半、石川選手と両輪で得点を重ねたジャン・パトリ選手(№9)が11月21日以来のスタメン復帰(第1セットに出場)。
この試合の石川選手のスパイク打数はいつもより少なめの18本(今シーズンの石川選手の1試合あたり平均スパイク打数は27~28本)。トスはウルナウト選手へ多めに集められていた。
第2セットはミラノが取り、第3セットは22-22まで拮抗していたが、ヴァレンティアが押し切った。
この試合の中では2、3セット目に比較的、緊張感がある(特に第3セット)。
第2セット:動画0h45~
第3セット:動画1h15~
4セット目は点差が開いた。1月に入ってからのミラノは試合中盤まで良い戦いをしながら、その試合の最後のセットでの粘りに関しては本調子と言えないかもしれない。
1/17(日)後半8節ペルージャ
ペルージャ3-1ミラノ
(25-18,23-25,25-16,25-21)
石川祐希選手10得点
STATS
フルマッチ動画:RAI Sport
(視聴にはVPNが必要)
RAIの視聴方法▼
<試合メモ>
強豪との試合が続いています。
相手のペルージャは総得点数ランキングでリーグ№1、2を争うウィルフレッド・レオン選手(№9)が中心。ミラノは130kmを超えると言われるレオン選手の豪快なサーブ、上位チームの堅い守りに苦しんだようです(石川選手には相手チームのがっつりとしたブロック)。
ミラノは前試合に引き続いてジャン・パトリィ選手(№9)が出場し、2セット目までプレー。ミラノが取った2セット目は特に見ごたえがありました。Perugia9-11Milanoあたりからミラノが勢いづき、パトリィ選手復活の兆しが見られます。
3、4セット目は全体的にペルージャの勢い。連敗の要因として、コロナ禍での超変則的な日程から生じる過密スケジュール(試合後半のスタミナに関係する疲労)、選手コンディションに対応した度重なる布陣変更の影響は否定できないかもしれません。
BEST ACTIONS
(チーム公式YouTubeより)
1/21(木)後半4節振替モデナ
ミラノ3-2モデナ
(20-25,30-28,25-18,21-25,20-18)
石川祐希選手13得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
素晴らしい、震える試合。「強いミラノ」が戻ってきました。
石川選手は2セット目序盤から出場。8点ビハインドだったチームを生き返らせ、流れを変えて逆転。決定的な場面で攻守に活躍。最後までプレーと闘志でチームを鼓舞。ミラノは5セット目までパフォーマンスが落ちない粘りと全員バレーで大きな勝利。
フルマッチ動画の第2、5セットは必見。第3セットも。
第1セット
モデナが先行。石川選手はベンチに温存。
第2セット:動画0h37分~
ミラノ5対12モデナの場面から石川選手が出場。一時は8点差まで開いたが、石川選手の投入からほどなくしてリズムを掴んだミラノは勢いと流れを引き寄せ猛攻。大接戦の上に逆転。
第3セット:動画1h15~
ミラノ6対6モデナあたりから石川選手のプレーで再び流れがミラノへ向いてゆく。ミラノのブロックがドシャドシャ決まる。
第4セット
石川選手のレフトからのスパイクがよかった。よく拾ってつないだシーンもあり、内容は決して悪くなかったがモデナが取った。
第5セット:動画2h13~
ミラノ13-13モデナから石川選手のパイプ攻撃、18-18での石川選手のサービスエースなど。リアルタイム視聴していたファンは皆「祈るような気持ち」で見ていたと思われる。
ミラノ17のモンスターブロック集
(チーム公式YouTubeより)
1/24(日)後半9節パドヴァ
ミラノ3-1パドヴァ
(26-28,25-22,25-17,25-20)
石川祐希選手10得点
STATS
放映:Eleven Sports
現在の順位:8位(12チーム中)
<試合メモ>
ミラノ連勝。石川選手の古巣パドヴァと対戦。2セット目以降はミラノペース。スパイク決定率64%という高さに加え、石川選手のディフェンス面の上手さも光った試合。前のモデナ戦同様、2セット目に石川選手がコートへ入ってからチームの雰囲気が明るくなっていったのが印象的。ジャン・パトリ(№9)選手も完全復活。
第1セット
石川選手はリザーブスタート(出場せず)。競り合うもサーブがよいパドヴァがセットを先取。
第2セット:
ミラノ5対6パドヴァの場面から石川選手が出場。
7対6の二段トスからの技ありフェイント、8ー6で相手スパイクを一枚ブロックで仕留めたシーン、12-9でのバックアタックなど。点差は迫ったが、ミラノが逃げ切った。前試合に続き、石川選手がコートに入って明らかにチームの空気や流れが良い方向へ変わっていった。
第3セット
序盤にパドヴァのセッター、ショージ選手がプレー中の負傷で交代。相手サーブに苦しむ場面がありつつ終始ミラノペース。石川選手は9対6、12-7、13-8でのスパイク、21-12では自分でレセプションを受けてからパイプ攻撃で得点するなど、華麗なテクニックでコンスタントに得点。
第4セット
石川選手のディフェンスの良さも光る。13-8のディグや2段トス、14-9のバックトス(セッター並みの好トス)、19-13のブロックでは解説者から「ブラボー!ユーキイシカワ!」の声。この試合で石川選手は3本のブロックを決め(セット平均1本はいつもの3~4倍の確率)、セリエA通算ブロックポイント100を達成。
パドヴァ戦の16ブロック
(チーム公式YouTubeより)
1/27(水)Coppa Italiaトレンティーノ
トレンティーノ3-0ミラノ
(25-22,25-21,25-21)
石川祐希選手11得点
STATS
放映:Eleven Sports
BEST ACTIONS
(ミラノ公式YouTubeより)
<試合メモ>
トレンティーノはリーグ得点王のニミル・アブデルアジズ、2016年リオ五輪の金メダルメンバーだったリカルド・ソウザ(通称:ルカレリ)らビッグサーバーを擁するチーム。サーブでより多く相手を崩せたトレントが勝利。
ミラノは正リベロのペザレーシ選手に代わり出場したスタフォリーニ選手(17才)がサーブで狙われ、全体のサーブミスも少し多めだった。その中でも石川選手はチーム№1の11得点で、レセプションでもチームを引っ張る高パフォーマンス。スパイク決定率は58%と高く、攻撃面ではテクニックの真骨頂と言えるプレーを数多く見せた。
チーム全体としての状態は決して悪くはなさそうなので、2月のリーグ戦でのリベンジに期待!
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2月の試合日程と結果
2/3(水)後半10節トレンティーノ
ミラノ3-0トレンティーノ
(25-22,25-23,25-22)
石川祐希選手10得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
BIG4の一角トレンティーノを相手に大勝利!!
前試合欠場のキャプテン、マッテオ・ピアノ選手(MB)がスタメン出場。試合は全体的にミラノペースで進み、強さ完全復活のミラノがストレート勝ち。全員でつかんだ勝利。
今シーズンのミラノの集大成と言える状態になってきており、この調子をプレーオフまで持続できるかが今シーズン最終成績のカギと言える。
第1セット
試合開始早々、石川選手のブロックで得点。8-8では高い打点からのスパイクで「ブラボー・ユーキイシカワ、ブラボー・スベルトリ(セッター)」と解説者。セット中盤からピアノやパトリのブロックが好調でミラノがペースをつかむ。17-15では相手のフェイントを拾った石川選手が1ステップ・ジャンプから凄いスパイク。
第2セット
1/27のトレンティーノ戦を受けての対策がしっかりされているからか、ミラノはよく繋ぎ、固いディフェンス。セット終盤、トレンティーノのニミル選手のサーブに押されたが、よく耐えしのいだ。この場面での凌ぎが勝利を左右した可能性あり。
第3セット
トレンティーノの攻撃を封じていた。3-3で石川選手のサーブから始まるラリーでの得点、13-8での軟打シーンがかっこ良かったセット。スパイク、ブロックとも絶好調だったジャン・パトリ選手がMVP。
総得点数でチーム1位を走る石川祐希選手の上手さにイタリア人解説者も興奮。
チームの好調が続くことを願いましょう!!
BEST ACTIONS
(ミラノ公式YouTubeより)
2/7(日)後半11節ピアチェンツァ
ピアチェンツァ 3-2ミラノ
(25-22,18-25,25-15,18-25,15-11)
石川祐希選手15得点
STATS
放映:Eleven Sports
ミラノ順位:8位で確定
<試合メモ>
本当に惜しい試合。石川選手はセリエA通算1300得点を達成。今シーズンの勝者が決まるプレーオフはこれから。Forza Milano!Forza YUKI !!
2/10(水)後半5節振替
ラヴェンナ1-3ミラノ
(14-25,22-25,25-21,18-25)
石川祐希選手:試合出場せず
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
今シーズンの最終節は勝利。石川選手はベンチ入りしていましたが、試合には出場せず。試合序盤の解説者から「Yuki ISHIKAWA・・・Problema・・・(ちょっとした問題があって?)」という単語も聞こえたので、監督の考えあってプレーオフに備えているかもしれません(出場しなかった正確な理由は定かでありません)。
レギュラーシーズンは8位で終了。石川選手が語るとおり、4位~8位はポイント数で差が少なく、ミラノが4位や6位になってもおかしくない、力が拮抗していた結果だったと言えます。2月下旬からは最終勝者を決めるプレーオフに入ります。
2021年2月10日
レギュラーシーズン終了時点の順位
( )内はポイント数
1位:ペルージャ(54)
2位:チヴィタノーヴァ(51)
3位:トレンティーノ(47)
4位:モンツァ(39)
5位:ヴァレンティア(37)
6位:ピアチェンツァ(37)
7位:モデナ(34)
8位:ミラノ(33)
9位:ヴェローナ(23)
10位:ラヴェンナ(19)
11位:パドヴァ(15)
12位:チステルナ(7)
石川祐希選手に関するまとめ記事はこちら
プレイオフ(Playoff)について
石川祐希選手が昨シーズンから目標に掲げていたのがプレイオフ(Play off)への出場。
プレイオフは日本のVリーグで言えば、ファイナルステージみたいなもの。
レギュラーシーズンの上位数チームの間で行われる最終決戦です。その結果がシーズンの最終結果順位となります。
今シーズンは新型コロナによる日程上の影響から、2月末~4月にかけて、例年とは異なった方式での開催となるようです(例年上位8チーム→本年11チーム出場、2部リーグへの降格なし等)。
プレーオフ予選
2021年2月21・28日,3月7日
2/21~3/6プレイオフ予選の試合日程と結果
A:8位(ミラノ)vs 9位(ヴェローナ)
B:7位(モデナ)vs 10位(ラヴェンナ)
C:6位(ピアチェンツァ)vs 11位(パドヴァ)
※3試合で2勝した3チームが準々決勝進出。ミラノは予選を勝ち進むとレギュラーラウンド1位のペルージャと対戦予定。
プレーオフ準々決勝
2021年3月10・14・21日
3/10~3/22プレイオフ準々決勝のカレンダー
D:1位(ペルージャ) vs Aの勝者
E:4位(モンツァ) vs 5位(ヴァレンティア)
F:Cの勝者 vs 3位(チヴィタノーヴァ)
G:2位(トレンティーノ) vs Bの勝者
プレーオフ5位決定戦
A~Gの敗者にレギュラーシーズン12位のチームを加え、プレーオフの5位決定戦が行われる(欧州レベルの大会への出場資格1枠をめぐる戦い)。
プレイオフとは?
(当サイトでの説明)
プレイオフ全体の組合せ↓
2月:プレイオフ/CEVチャレンジカップ
2/21(日):プレーオフ予選ラウンド1戦目
ミラノ3-1ヴェローナ
(25-16,25-19,20-25,32-30)
石川祐希選手9得点
STATS
フルマッチ動画:RAI Sport
(視聴にはVPNが必要)
RAIの視聴方法はこちら
<試合メモ>
プレイオフ1戦目を勝利!相手チームのヴェローナは昨年までジェイテクトSTINGSでプレーしたマテイ・カジースキ選手を中心とした攻撃。第4セット目に31-30までもつれ込んだデュースを石川祐希選手がサーブで決め、勝ちをもぎ取りました。石川選手のものすごい気合いが印象的。選手たちの表情からレギュラーシーズン以上に1点1点の重みを感じる試合。
上の写真、観客席に日本人ファンの写真がたくさん貼ってあります。サポーターズクラブの企画。
石川祐希のミラノ、プレイオフ初戦を3-1で勝利「良いスタートが切れた」 https://t.co/vj2FuHwuN8 #バレーボール #バレマガ
— バレーボールマガジン (@vbm_link) February 22, 2021
下は試合後の石川選手のインタビュー(1分半)。
後半55秒くらいから石川選手の表情がにこやかになります。
サポーターズクラブの日本人ファンの写真が会場に掲示されていることについてインタビュアーに質問されている模様。
石川選手「Molto Contento(とても幸せ, 嬉しい)」って言っているようでしたよ(笑)
<インタビュー和訳>
今日は上手くプレーできましたが、最高のプレーではありませんでした。最初の2セットはとてもハードにスタートし、3セット目は崩れてしまい、相手にセットを奪われてしまいましたが、最後には3-1で勝利したのでとても満足しています。 3セット目は、自分たちはミスが多くあった一方、ヴェローナはサーブで非常に上手くいきました。
私は、日本のサポーターからの写真と一緒にプレーができてとても嬉しいです。今(日本から)ミラノに来ることはとても難しいですが、このような形で私たちをサポートしてくれて非常に嬉しく思います。
チャレンジカップは、私たちにとって非常に重要な試合であり、今日の良い試合は、水曜日に、私たちを後押しすると信じています。引用元:パワーバレーミラノ日本語公式サイトより
2/24(水):CEVチャレンジカップ準決勝1戦目
ハルクバンク・アンカラ(トルコ)-ミラノ
試合結果 1 – 3 ミラノ
(25-22,22-25,18-25,13-25)
会場:トルコのアンカラ(首都)
試合情報/STATS
石川祐希選手13得点
ハイライト動画
(ミラノ公式チャンネルより)
2/28(日):プレーオフ予選ラウンド2戦目
ヴェローナ 3-1 ミラノ
(20-25,25-18,25-20,25-21)
会場:ヴェローナのホーム
石川祐希選手12得点(チーム2位)
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
1セットを順調にミラノが取るも、後半「負けたら後がない」ヴェローナが食い下がって波に乗る。ヴェローナはプレーオフ第1戦目につづいてマテイ・カジースキ選手中心の攻撃で、相手チームの好調なサーブや固いディフェンスにミラノが苦戦。プレーオフ予選・決戦の舞台は第3戦に。
石川祐希選手に関するまとめ記事はこちら
3月:プレイオフ/CEVチャレンジカップ
3/3(水)CEVチャレンジカップ準決勝2戦目
ミラノ 3-0 ハルクバンク・アンカラ(トルコ)
(25-20,25-22,25-20)
会場:アリアンツクラウド(ミラノ)
試合情報/STATS
石川祐希選手9得点
CEVチャレンジカップ決勝進出!!!
決勝戦の対戦相手はトルコのZiraat Bankasi SK ANKARA(ジラート・バンカシ・アンカラ)。今シーズンのトルコリーグでハルクバンク・アンカラよりも上位チーム。決勝の試合日は3月4日時点で調整中(もとは3/17とか3/24あたりが候補日の模様)。
ハイライト動画
(ミラノ公式チャンネルより)
3/6(土)プレーオフ予選ラウンド3戦目
プレイオフ準々決勝への進出おめでとう!!
ミラノ 3-0 ヴェローナ
(25-18,25-23,25-23)
石川祐希選手13得点
STATS
フルマッチ動画:RAI Sport
(視聴にはVPNが必要)
RAIの視聴方法はこちら
<試合メモ>
お互い負けたら後がないプレーオフ第3戦目は両チームとも気迫みなぎる試合。
石川選手のミラノは第2セットは6点差、第3セットには7点差のビハインドから逆転。結果はセットカウント「3-0」のストレート勝利。点差が離れても追いつく強さには、今シーズンコロナの影響でチーム状態が悪くなってからも強豪トレントやモデナを破って這い上がってきた底力を見ます。
石川祐希選手は2セット目、ブロックタッチ狙いのスパイクが決まらず苦しい場面があったものの、チーム2位の13得点。素晴らしいディフェンスのつなぎでもイタリア解説者をとうならせるスーパープレーの数々で魅了。泥臭い方法でも勝ちをもぎ取っていくのは強さの証。
BEST ACTIONS
いよいよ次の対戦相手はレギュラーラウンド1位通過のペルージャ。
ミラノ5-10ヴェローナ
セッター顔負けの石川選手からの速攻
(センターへのクイックトス)
ミラノ11-18ヴェローナ
ナイスディグでつなぐ
ミラノ20-23ヴェローナ
石川の1枚ブロックで相手をシャット
ミラノ24-23ヴェローナ
最後に石川のブロックでセットを獲った
第3セット
(序盤から中盤はベンチ)
ミラノ16-18ヴェローナ
ナイスサーブ
ミラノ21-20ヴェローナ
相手スパイクをスーパーディグでつなぐ
他にもあります!
3/10(水)プレーオフ準々決勝1戦目ペルージャ
ペルージャ 2-3 ミラノ
(25-18,25-20,25-27,31-33,17-19)
石川祐希選手14得点
STATS
放映:Eleven Sports
ペルージャに勝利!!2セット先取されてからのフルセット逆転勝利。最後のほうは気持ちで勝っていたミラノ。これぞプレーオフという試合。
BEST ACTIONS
3/14(日)プレーオフ準々決勝2戦目ペルージャ
ミラノ 1-3 ペルージャ
(25-23, 23-25, 23-25, 20-25)
石川祐希選手12得点
会場:ミラノ・アリアンツクラウド
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
ペルージャにとっては負けたら終わりの試合。2、3セット目のスコア(23-25,23-25)が示すとおり点差が拮抗。2セット目までペルージャの焦りが見えるほど。ミラノが勝っても全くおかしくない試合展開。惜しかった。
微妙な判定が少なからず試合の流れに影響。特に第3セットには判定を巡ってミラノの監督が退場。ミラノに不利な誤審で試合の流れが変わってしまった。何度リプレイを見ても謎ばかりな判定だった。
Milano×Perugiaのあの場面。Milanoはトラヴィツァのプッシュに対して、後衛なのに前衛でネットの上から打ってると訴えたんだよね。ビデオチャレンジ項目もアタックラインと出てるけど、映像はトラヴィツァの次のプレーのルッソのダイレクト。判定はこれがオーバーネットかを見てる??いろいろ謎だな…
— 宮間 (@miyamaoh) March 15, 2021
<問題のシーン>
後衛のローテーションに入っている相手チームセッター(ペルージャのトラヴィッツァ選手)のオーバーネットに見える。だが、退場されられたのはそれに異議を申し立てたミラノのピアッツァ監督。
チャレンジシステムで審判がチェックしたのは別のプレー(最後にミドルブロッカーがダイレクトでミラノコートにスパイクを打ったシーン)。
ここまで熱くなる場面はレギュラーシーズンにはあまり見られないかもしれないが、両チームとも一歩も引くことはできない1点にかける意志の表れ。選手もファンも悔しさがこみあげてくる試合だが、試合後、石川選手は「プレーにフォーカスしたい」と語っています。
プレーオフの準々決勝の勝敗は3月21日に。
3/17(水)CEVチャレンジカップ決勝戦①
ミラノ vs ジラート・バンカシ・アンカラ(トルコ)
試合結果:3 – 2
(22-25,25-19,18-25,25-18,15-9)
会場:アリアンツクラウド(ミラノ)
試合情報/STATS
石川祐希選手9得点
EuroVolleyTV
フルマッチ動画
ミラノ逆転勝利!石川選手のレセプション数は40本と突出(チーム2番目に多い選手で14本)。CEVチャレンジカップ優勝に王手!!
最近出場機会が少なかったマー選手(背番号7/カナダ代表)が最後に復活のサービスエースを決め、試合に勝利。次戦3月24日。ハードなスケジュールな中、相手チームもかなり強いが、Forza Milano!
3/21(日)プレーオフ準々決勝3戦目ペルージャ
ペルージャ 3-0 ミラノ
(25-14,25-23, 25-22)
石川祐希選手8得点
STATS
フルマッチ動画:RAI Sport
(視聴にはVPNが必要)
RAIの視聴方法▼
第1、2戦のデータをもとに相手チームがかなり研究してきた。2セット目以降、ミラノらしさが出てきて接戦だったが、ペルージャの一つ一つのプレーや戦術の壁に阻まれ、ベスト4進出ならず。次はプレーオフ5位決定戦へ。
3月24日にはCEVチャレンジカップ決勝戦。その後もハードな日程が控えており、チーム総力戦での戦いが続きます。体を休めつつベストコンディションで戦うことを期待!
ペルージャ、トレンティーノ、チヴィタノーヴァ、モンツァ
プレイオフ準々決勝全体の結果
プレイオフ5位決定戦
今シーズンのプレイオフで準決勝以降に進出しなかった7チームとレギュラーシーズン12位の合計8チームが総当たりで試合を行う。5位となったチームは欧州レベル大会への出場資格を獲得。
5位決定戦のカレンダーと配信元
開催期間:3/28~4/18
3/24(水)CEVチャレンジカップ決勝戦②
CEVチャレンジカップ優勝おめでとう!!
ジラート・バンカシ・アンカラ vsミラノ
試合結果:2 – 3
(23-25,25-23,25-16,18-25,8-15)
試合会場:アンカラ(トルコ)
試合情報/STATS
石川祐希選手13得点
フルマッチ動画⇐YouTubeにアップされました(無料)
1セット目を先取後、2,3セットを獲られたが4セット目からのすごい追い上げ。チーム状態が良くなった2月以降のミラノは、試合後半からの粘りや巻き返しがすごい。逆転勝利!
5セット目のマッチポイントで優勝を決めたのは石川選手のスパイク。プロ初タイトルおめでとう!!
メダルとトロフィー授与のシーンがYouTubeチャンネルにアップされています。
ほかにCEVのチャンネルにはショート動画がいくつかアップされています。
CEVのYouTubeチャンネル
例年、ライブ配信は主に上位戦のCHAMPIONS LEAGUEとなり、今シーズンにミラノが出場しているCHALLENGE CUPはライブ配信は少なく、試合の一部は、後日アーカイブで公開されることがあります。
CEVチャレンジカップとは?
(ミラノ日本公式サイトの解説)
CEVの視聴法に関する参考記事(当サイト)
3/28(日)5位決定戦①パドヴァ
ミラノ 3-2 パドヴァ
(16-25,25-20,22-25,25-17,15-9)
石川祐希選手10得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
古巣パドヴァに勝利。ミラノはいつもと違うスタメン。石川選手は1セット目後半(12-18)と3セット目(10-10)以降で出場し、逆転勝利。シーズン終盤、1月からずっと連戦が続き、選手たちの疲労が蓄積されてるはず。全員バレーの総力戦で乗り切ってほしい。
3/31(水)5位決定戦②チステルナ
ミラノ3-2 チステルナ
(25-22,25-22,18-25,35-37,15-13)
石川祐希選手13得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
4セット目は35-37のスコアまでもつれ込んだが、接戦を制して5位決定戦で2連勝!!
石川祐希選手はレセプションの精度の高さでも貢献。セリエA通算1400得点突破まであと6ポイント(1381+13=1394)。チステルナはパナソニックパンサーズのティリ監督の次男ケヴァン・ティリ選手が出場し17得点(背番号7・フランス代表)。
ハイライト動画
石川祐希選手に関するまとめ記事はこちら
4月:プレイオフ5位決定戦
4/3(土)5位決定戦③モデナ
モデナ 1-3 ミラノ
(22-25,20-25,27-25,24-26)
石川祐希選手:得点なし
(4セット目最後に出場)
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
石川祐希選手は4セット目最後の場面でコートへ(22-21から)。7~8分間の短い出場ながら、気迫あふれる好レシーブやきれいなブロックフォローなどで見せ場を作り、勝利へ貢献。2月21日にプレーオフ予選がはじまって以降、ほぼ3~4日おきの連戦が続いており、休養が残り4試合で良いコンディションにつながるのを期待。
4/8(木)5位決定戦④ピアチェンツァ
ピアチェンツァ 1-3 ミラノ
(17-25,27-25,14-25,15-25)
石川祐希選手16得点 MVP!!
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
相手チームのピアチェンツァはレギュラーシーズン6位通過(ミラノは8位通過)。プレーオフ5位決定戦でともに3勝0敗だった両チームの対決はミラノが勝利。
石川選手はチーム№1の16得点で今シーズン5度目のMVP!!(11月7日以来)
第1セットは危なげなくミラノが先取。
第2セットは石川選手のナイスサービスエース(17-18)などで優勢だったが、相手が追い上げ逆転。
第3セットで石川選手の得点多数。
第4セットも石川選手は大活躍(8-8からの連続得点、11-16パイプ攻撃、14-22のラリーを決めたシーンは必見!)。
石川選手はこの試合、3つブロックを決め、60%という高いスパイク決定率で、セリエA通算1400得点を達成(1394+16=1410)。
ミラノは5位決定戦で現在4勝0敗で単独首位に。
全体として自信を感じさせる戦いぶりで、プレーオフの数々の苦しい場面で勝利してきたことや、CEV杯での優勝経験がチームによい作用を生んでいるかもしれない。
👏🏻 | RECORD
⠀
Con i 16 punti realizzati in #PiacenzaMilano Ishikawa ha tagliato il traguardo dei 1400, arrivando a 1410.
⠀#chePlayoff #Superlega
⠀#UnaSolaFede
⠀#Allianz #PowervolleyMilano #ForzaMilano #TeamAdidas #Pallavolo #Volley #Volleyball pic.twitter.com/NfPMi9IxPh— Powervolley Milano (@PowervolleyMI) April 11, 2021
4/12(月)5位決定戦⑤ラヴェンナ
ミラノ 3-0 ラヴェンナ
(25-19,25-23,25-18)
石川祐希選手:出場せず
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
ミラノは石川選手とマッテオピアノ選手を温存したまま安定の強さでストレート勝ち。5位決定戦5連勝。OHにスタメン出場したマー選手も好調。引き続き、良いコンディションで石川選手やチームが次の試合を迎えられることを期待。
試合会場はミラノのもう一つのホームアリーナ「CENTRO PAVESI」にて。試合後、会場に掲げられた日本人サポーターの写真がEleven Sportsの放送でアップで紹介されていた。
4/15(木)5位決定戦⑥ヴェローナ
ミラノ 0-3 ヴェローナ
(19-25,17-25,11-25)
石川祐希選手8得点
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
石川選手は得点数、レセプション精度ともにチーム№1でしたが、勝ちにつながらず。
ヴェローナとはレギュラーシーズンやコッパイタリアを含めこれまで4勝2敗。過去6回の対戦で相手の中心だったマテイ・カジースキ選手が出場せず、代わりにイェンセン選手が大量26得点。
3セットとも少なからず点差が開いているのはミラノが相手の新しい攻撃パターンに対応しきれず、チーム全体としてミスがいつもより多めだったからか?・・
ミラノは4/16時点でピアチェンツァと並ぶ5勝1敗、13ポイント(2位)。
4/18(日)5位決定戦⑦ヴァレンティア
ヴァレンティア 0-3 ミラノ
(28-30,18-25,20-25)
石川祐希選手12得点 MVP!!
STATS
放映:Eleven Sports
<試合メモ>
ミラノが勝利し、プレイオフ5位決定戦を6勝1敗で予選通過。セミファイナルへ進出。
第1セットは最後にミラノが競り勝ち、第2セットは中盤から完全ミラノペース。第3セットは終始ミラノペースで石川選手のブロック、スパイクの高い技術など良いプレーをたくさん見れた。
69%という高いスパイク決定率、精度の高いレセプション、効果的なサーブ、献身的な守備で石川選手は6度目のMVP!! 石川選手らしさが出ていた試合。
セミファイナルの組合せは予選順位で決まる。次は4月22日にヴェローナと対戦!4月15日のリベンジを期待!
5位決定戦:予選順位
1.ピアチェンツァ
2.ミラノ
3.ヴェローナ
4.モデナ
5.ラヴェンナ
6.チステルナ
7.パドヴァ
8.ヴァレンティア
ポイント数(Points)とは?
各試合の累計
3-0又は3-1で勝利=3点加算
3-2で勝利=2点加算
2-3で負け=1点加算
1-3又は0-3で負け=0点
ポイント数が同じ場合は?
→試合の勝利数(Matches)
→セット率(Quotient-Set)
→得点率(Quotient-Points)
の順で比較し、5位決定戦ファイナルへ向けての順位が決定。
順位表より(簡単に和訳)
ピアチェンツァとミラノは同ポイント、同勝利数。セット率のわずかな差でミラノが2位通過。
ピアチェンツァのセット率 2.11
(勝セット19 ÷ 負セット9)
ミラノのセット率 2.00
(勝セット18 ÷ 負セット9)
5位決定戦:予選の順位表
(セリエAサイト)
5位決定戦の最終結果は4/22と4/25の試合で決まる。
4/22(木)5位決定戦セミファイナル(準決勝)
ミラノ 3–1 ヴェローナ
(22-25,25-20,25-20,25-20 )
石川祐希選手:出場せず
STATS
放映:Eleven Sports
準決勝・組合せ
ミラノ勝利。5位決定戦ファイナルへ進出。モデナと対戦。
次は勝っても負けても、セリエA6シーズン目となった石川祐希選手の今シーズン最後の試合。
コロナ禍という特殊な状況下、昨年9月から8か月間で約50試合という長く数多い戦いを続けてきたミラノと石川選手。いろんな面で想像を絶するハードさがあったはずです(ファンの間では腰を心配する声あり)。
石川選手が今シーズン懸けてきたものを「やり切った」と思えることを願って。
4/25(日)5位決定戦ファイナル
【シーズン最後の試合】
ミラノ 1–3 モデナ
(25-16,20-25,20-25,15-25)
石川祐希選手 5得点
STATS
決勝の組合せ
フルマッチ動画:RAI Sport
(視聴にはVPNが必要)
RAIの視聴方法▼
モデナが勝利。
1セット目はミラノペースで順調だったが、2セット目以降はモデナにおされていた。特に3、4セット目はモデナがよく繋ぎ、逆にミラノは本来の良さが出せなくなっていた。
石川祐希選手は第2セット終盤(19-23から)、第3セット後半(15-14から)、第4セットにフル出場。第4セットではサービスエース(8-9の場面)など良いプレーもあったが、本調子でなかったようにも見えた試合。コンディションを心配するファンの声も多く、日本代表の試合に向けてじっくり戻して(治して)ほしいところ。
例年、移籍選手が出てくるので、ミラノが今のメンバーで戦うのはこの試合が最後になり、名残惜しさがあります。日本を代表する石川選手が世界一の舞台で戦う姿がとても頼もしく、毎回のワクワク感と感動に感謝!!
2020/21年シーズンのミラノの最終順位は6位。
以下ファンの方のツイートより
Modena戦お疲れ様でした。
本調子じゃなかったと思うけど、最後の試合で石川くんのプレー見れて嬉しかった
イタリアで頑張ってる石川くんの試合毎週見れて幸せでした
ハードなスケジュール戦いぬいた石川くんとMilanoのメンバーお疲れ様でした
ワクワクしたシーズンありがとう
最後に 勝てなかったことは ただただ悔しい。 でもそれに負けないくらい Milanoというチームを 応援できて良かったという 気持ち。 ありがとう Milano お疲れ様でした。 寂しさで胸がいっぱいだよ。
見ていてワクワクするのがMilanoのバレー。繋いで繋いで諦めないバレーがまた見たい。 シーズン最後まで試合が出来た事は本当に良かったと思うし、そこに石川君がいた事を誇りに思います。 お疲れ様でした。 楽しませてくれてありがとう
CEV Challenge Cup決勝、あの日は喜びの中にいたけれど、今日はその喜びの対岸に居る。どちらも味わった。この経験がきっと繋がっていく。
今期は起伏の激しいシーズンだった。嬉しくって小躍りするくらいの活躍があったり、勝てなくて悔しくて眠れないまま迎えた朝もあったり。コロナ禍での渡伊だからしていたつもりの覚悟が全然役に立たなかったり…
でも今期は最後まで試合ができた事、応援できた事に感謝したい。
それにしてもすごいシーズンだったな… よくここまで走りきった
最後としては悔しさが残る試合になってしまったけど、今までチームみんなで本当に頑張ったよね!
勝っても負けてももうみれないのかと思うと…(号泣)
負けちゃったけど最後にみんなの笑顔をみれたらいいな
Grazie Milano
- CEVチャンピオンズリーグ
チヴィタノーヴァ、ペルージャ、トレンティーノ - CEVカップ
モンツァ - CEVチャレンジカップ
モデナ
✅ Si completa il quadro delle coppe europee 2021/22
Champions: Lube, Perugia, Trento
Cev Cup: Monza
Challenge Cup: Modena
🇮🇹🏐🏆🇪🇺 #pallavolo #volley— pilloledivolley (@pilloledivolley) April 25, 2021
石川祐希選手に関するまとめ記事はこちら
パワーバレーミラノ:2020/21年シーズンの最終順位
パワーバレーミラノはレギュラーシーズンを8位で通過。
その後、優勝をかけたプレイオフを戦い、2020/21年シーズンの最終順位は6位となりました。
レギュラーシーズンの順位結果
セリエAサイトより
2021年2月10日
レギュラーシーズン終了時点の順位
( )内はポイント数
1位:ペルージャ(54)
2位:チヴィタノーヴァ(51)
3位:トレンティーノ(47)
4位:モンツァ(39)
5位:ヴァレンティア(37)
6位:ピアチェンツァ(37)
7位:モデナ(34)
8位:ミラノ(33)
9位:ヴェローナ(23)
10位:ラヴェンナ(19)
11位:パドヴァ(15)
12位:チステルナ(7)
プレーオフの順位成績・試合結果
プレーオフ予選~決勝まで
⇒準々決勝の結果(ベスト8)
⇒準決勝の結果(ベスト4)
⇒決勝の結果(優勝・準優勝)
プレーオフ5位決定戦
今シーズンのプレイオフで準決勝以降に進出しなかった7チームとレギュラーシーズン12位の合計8チーム(総当たり)で、プレーオフの5位決定戦が行われる。勝者が来年のCEVチャレンジカップへ出場。
⇒5位決定戦セミファイナル
予選1位と4位、2位と3位で対戦
付録:試合詳細や選手STATS:表の見方(用語説明)
例:10月3日モンツァ戦の表
(石川祐希選手17得点でMVP)
- PUNTI(POINT):得点数
TOT(Total):総得点数(スパイク+サーブ+ブロックの得点合計)
BP(Break Point):サーブ側のチームがラリーを制し得点
VP(Vinti-Persi):得点ー失点? - BATTUTA:サーブ
ERR(Error)=ミス
PT(Point)=エース - RICEZIONE:サーブレシーブ
POS%(Positiva+#)=A・Bパス返球率
PRF%(Perfetto)=パーフェクト返球率 - ATTACCO:アタック(スパイク)
ERR(Error)=ミス
MUR=被ブロック
PT(Point)=得点
PT%=アタック決定率(スパイクを打った回数のうち得点になった割合) - MURO:ブロック
PT=ブロックでの得点
付録:セリエAの各チームのメンバー表
下記のリンクからロスター(選手一覧)を見れます。対戦チームの選手情報を調べる際などにご利用下さい。
SerieA:リーグ公式サイト
Team:クラブ公式サイト
※日本語のチーム名順に掲載
チーム名(通称) | 正式名称 | 選手一覧 リンク | 選手一覧 リンク | ホームタウン の場所 |
---|---|---|---|---|
ヴァレンティア | Tonno Callipo Calabria Vibo Valentia | SerieA | Team | MAP |
ヴェローナ | NBV Verona | SerieA | Team | MAP |
ターラント 2021/22年 2部より昇格 | Gioiella Prisma Taranto | SerieA | Team | MAP |
チヴィタノーヴァ (ルーベ) | Cucine Lube Civitanova | SerieA | Team | MAP |
チステルナ (旧ラティーナ) | Top Volley Cisterna | SerieA | Team | MAP |
トレンティーノ | Itas Trentino | SerieA | Team | MAP |
パドヴァ | Kioene Padova | SerieA | Team | MAP |
ピアチェンツァ | Gas Sales Bluenergy Piacenza | SerieA | Team | MAP |
ペルージャ | Sir Safety Conad Perugia | SerieA | Team | MAP |
ミラノ | Power Volley Milano スポンサー名の場合 (Allianz Milano) | SerieA | Team | MAP |
モデナ | Leo Shoes Modena | SerieA | Team | MAP |
モンツァ | Vero Volley Monza | SerieA | Team | MAP |
ラヴェンナ | Consar Ravenna | SerieA | Team | MAP |
パワーバレーミラノ関連情報
イタリアのバレーボールチーム、ミラノの試合スケジュールを紹介しました。
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