2023年度のバレーボール日本代表はVNL(ネーションズリーグ)、2024年パリ・オリンピック予選ワールドカップなど、公式試合が盛りだくさん。
2023年度男女バレーボール全日本代表選手の身長や最高到達点の平均をまとめています。
バレーボール全日本代表メンバーと身長や最高到達点
2023年度男子日本代表選手メンバー
2023年度の男子日本代表登録選手は37名。2021年度の24名、2022年度の35名からさらに増えています。



画像引用元:JVA公式サイト©TezukaProductions
以下は2023年度男子日本代表チーム「龍神NIPPON」の身長、最高到達点の一覧表です。
表上の▲▼ボタンでポジション別など表示順を入れ替えたり、検索ボックスで所属チーム名などの絞込み検索ができます。
水色の選手名クリックすると選手のプロフィールページに移動します。
OH:アウトサイドヒッター
MB:ミドルブロッカー
OP:オポジット
S: セッター / L:リベロ
※データ引用元:日本バレーボール協会
※最高到達点は主にVリーグ公式データにもとづく
2023年度女子日本代表選手メンバー
2023年度の女子日本代表登録選手は40名。2021年度の24名、2022年度の39名からさらに増えています。



画像引用元:JVA公式サイト©TezukaProductions
以下は2023年度女子日本代表チーム「火の鳥NIPPON」の身長、最高到達点の一覧表です。
表上の▲▼ボタンでポジション別など表示順を入れ替えたり、検索ボックスで所属チーム名などの絞込み検索ができます。
水色の選手名クリックすると選手のプロフィールページに移動します。
OH:アウトサイドヒッター
MB:ミドルブロッカー
OP:オポジット
S: セッター / L:リベロ
※データ引用元:日本バレーボール協会
※最高到達点は主にVリーグ公式データにもとづく
バレーボール全日本代表:監督とスタッフ一覧
2023年度男子チームの監督とスタッフ

バレーボール日本代表、2023年度男子チームの監督は、2022年度に引き続き、フィリップ・ブラン(BLAIN, Philippe)氏です。
フランス出身のフィリップ・ブラン氏は、2017~2021年度に男子代表監督だった中垣内祐一(なかがいち ゆういち)監督のもとでコーチをつとめました。
2021年夏に行われた東京オリンピックでは、コーチとして男子チームの躍進に大きく貢献しています。
監督やスタッフの一覧表はこちら。

画像引用元:JVA公式サイト©TezukaProductions
2023年度女子チームの監督とスタッフ

バレーボール日本代表、2023年度女子チームの監督は、2022年度に引き続き、眞鍋政義(まなべ まさよし)氏です。
眞鍋政義氏は1988年ソウルオリンピックに選手として出場し、2012年ロンドンオリンピックでは女子代表監督として日本チームを銅メダルへ導きました。
女子代表監督に再就任した真鍋さんがどのようなチームを作るかが楽しみですね。
監督やスタッフの一覧表はこちら。

バレーボール全日本代表:選手の平均身長

バレーボール全日本代表登録選手(2023年度)の平均身長は男子が188.41cm、女子が175.28cmとなっています。
助走をつけてスパイクを打つときのスパイクジャンプの最高到達点の平均は、男子選手で336.51cm、女子選手で約294.98cmです。
前年の2022年度と比べると身長は前後1cm程度、最高到達点の平均値はほぼ例年並みとなっています。
助走なしでブロックに跳ぶときのブロックジャンプの最高到達点は、選手にもよりますが、通常はスパイクジャンプよりも10~20cmほど低くなります。
バレーボールのネットの高さは、大人の一般男子で高さ2m43cm、一般女子が高さ2m24cm。
世界トップクラスのバレー選手たちのネット際のプレーがとても高い位置で行われているかがわかります。
男子選手の平均身長
- 男子日本代表選手全体の平均身長
188.41cm - 男子アウトサイドヒッターの平均身長
190.33cm - 男子ミドルブロッカーの平均身長
199cm - 男子セッターの平均身長
181.67cm - 男子セッターとリベロを除く平均身長
193.80cm - 男子リベロを除く平均身長
191.45cm
女子選手の平均身長
- 女子日本代表選手全体の平均身長
175.28cm - 女子アウトサイドヒッターの平均身長
176.41cm - 女子ミドルブロッカーの平均身長
182.55cm - 女子セッターの平均身長
170.33cm - 女子セッターとリベロを除く平均身長
178.82cm - 女子リベロを除く平均身長
177.32cm
バレーボール全日本代表選手:最高到達点の平均値
バレーボール選手の「最高到達点」とは?
バレーボール選手を評価する重要な指標として「最高到達点」という言葉があります。
最高到達点とは、ジャンプしたときに腕を上に一番高く伸ばした指先の高さのことで、その選手がジャンプをした状態でどのくらいの高さか?の目安となります。
いわゆる「打点の高さ」を示すもので、助走をつけて飛んだスパイクジャンプの最高到達点と、助走なしでその場で飛んだブロックジャンプの最高到達点があります。
バレーボールは高い位置からのスパイクやブロックが有利ですが、身長は高くなくても、ジャンプ力によって高さを出して、良いプレーをしている選手も多くいます。

最高到達点は、上の写真のようにヤードスティックという専門の測定器を使用して測ります。
(学生バレーではヤードスティックの代わりに、チョークを塗った手を体育館の壁にあてて測ることも多いようです)
スパイクジャンプとブロックジャンプの時の高さの差は、ポジションや選手の得手不得手で異なり、ブロックジャンプが重要なミドルブロッカーの選手は、比較的、差が少ない傾向にあります。
同じ選手でも測った時のコンディションの良し悪しで、多少誤差が生じることもあります。
日本代表選手の最高到達点がどのくらいの高さかのイメージが下の写真。
例えば、最高到達点340cm~350cmの男子主力選手であれば、大型バスの車高(屋根の高さ)と同じくらい。もしくは「高校のバスケットボールリングの30~40cmほど上」と言うと、わかりやすいでしょう。
バレーボールのネットの高さは2m43cm。バスケットボールのリングの高さは305cm。
写真のモデルは最高到達点350cmの高橋慶帆選手(ランキングの章を参照)。

男子選手の平均最高到達点
- 男子日本代表選手全体の平均最高到達点
336.51cm - 男子アウトサイドヒッターの平均最高到達点
344.67cm - 男子ミドルブロッカーの平均最高到達点
346.60cm - 男子セッターの平均最高到達点
328.17cm - 男子セッターとリベロを除く選手の平均最高到達点
345.44cm - 男子リベロを除く選手の平均最高到達点
342.10cm
女子選手の平均最高到達点
- 女子日本代表選手全体の平均最高到達点
294.98cm - 女子アウトサイドヒッターの平均最高到達点
300.41cm - 女子ミドルブロッカーの平均最高到達点
304.82cm - 女子セッターの平均最高到達点
283.33cm - 女子セッターとリベロを除く平均最高到達点
302.14cm - 女子リベロを除く平均最高到達点
298.82cm
全日本代表バレーボール:高身長ランキング
男子高身長ランキング
第1位:麻野 堅斗:206cm

平均身長185cmのメンバーの中に入っても、このように規格外に背が高い麻野選手(背番号2)
2023年春高バレー準決勝・東山高校

高校生の史上最年少で日本代表入り。同じ母校(東山高校)の髙橋藍選手からも高評価。
麻野堅斗選手のことがわかる動画(高校3年、春高直前)
第2位:佐藤 駿一郎:205cm

佐藤 駿一郎選手のプレースタイルがわかる動画
第3位:山内 晶大:204cm
高さに加えて技術にも磨きがかかり、2023年時点でスタメンと出場することが多いミドルブロッカー。

第4位:小野寺 太志:202cm

高さとともに器用さをあわせ持っている選手。ブロックに定評があり、例年、Vリーグのブロック決定本数ランキングで上位に。
安定感の高さも抜群。
第5位:髙橋 健太郎:201cm

外国人に力負けしない高さ、パワーや身体の強さに加え、ブロック力を上げている。
2022/23年シーズンのVリーグ、セットあたりのブロック決定本数ランキングで№1。
2023年度日本代表の最高到達点ランキングでも№1(361cm)。
第6位:甲斐 優斗:200cm

日本代表・期待の新人。
日南振徳高校(宮崎)時代はミドルブロッカーとして春高に出場。日本代表では大型アウトサイドヒッター。
2mという高身長にも関わらず、両方のポジションができる万能型選手。
高身長とムチのようにしなやかなフォームから繰り出す強烈なサーブも特徴。
サーブ力が武器となり、日本代表チームの主力選手に加わるポテンシャルを持つ。
女子高身長ランキング
第1位:小林 エンジェリーナ優姫:196cm
KOBAYASHI AngelinaYuki

アメリカ人の父と日本人の母のハーフで、父親は日本のトヨタ自動車でもプレーしていた元プロバスケットボール選手、ジェフ・グロモスさん(身長203cm)とのこと。
“エンジェ”こと小林選手のことがわかる動画
第2位:入澤 まい:188cm
IRISAWA Mai

3年ぶりに日本代表に選出。前回はコロナ禍の真っ只中にあり、活躍やアピールの機会がなかったが、2023年は大躍進。
入澤まい選手のプレーがわかる動画がこちら
第3位:山田 二千華:184cm
YAMADA Nichika

Vリーグの所属チームNECレッドロケッツで主力選手として活躍。
長身に加え、身体能力の高さは抜群。東京オリンピックでは12名の登録選手として選ばれたものの、出場機会は少なかった。
これからが本領発揮のしどころ。
攻守に覚醒する山田選手のプレーがわかる動画
第3位:荒木 彩花:184cm
ARAKI Ayaka

荒木彩花選手は日本代表期待の新人です。
高校時代は名門、東九州龍谷高校のミドルブロッカーとして春高で優勝。
その後、Vリーグの久光スプリングスに入団。
入団3年目となる2022/23年シーズンでは、ブロック決定本数、アタック決定率でVリーグ№1の成績に輝きました。
以下は2022/23年のランキングページより(Vリーグ公式サイト)

荒木選手のプレーは高さと機動力の両方を持ち合わせています。
スパイクやブロックを決めた際の元気印のかわいいガッツポーツも特徴。
第4位:中川 美柚:183cm
NAKAGAWA Miyu

第4位:秋本 美空:183cm
AKIMOTO Miku

バレーボールのトップ選手を両親にもつサラブレッド。
母はロンドンオリンピックで銅メダルの大友愛さん(身長184cm)。
高校生ながら、規格外の可能性を持つ。将来、日本代表チームの主力選手となることが期待されている。
身のこなしやフォームは大友愛選手を彷彿とさせる。
秋本美空選手のプレーがわかる動画(背番号2)
全日本代表バレーボール:最高到達点ランキング
男子最高到達点ランキング
第1位:髙橋 健太郎:361cm

第2位:佐藤 駿一郎:352cm

第2位:新井 雄大:352cm

188cmという身長で最高到達点352cmは並外れた身体能力の高さ。パワフルなスパイクの見応えが強い。
肩関節がやわらかく、ジャンプ直前の両手のバックスイングの可動域が広い。
これだけ高く跳べるのはバックスイングの振り幅の大きさをジャンプの力に変えていることも関係しているはず。
新井雄大選手の豪快なスパイク動画(東海大学時代)
第3位:石川 祐希:351cm

言わずと知れた日本代表のキング。キャプテン。
「日本バレーボール史上、最高の逸材」との呼び名も高い。
スパイクやサーブなどの攻撃だけでなく、レシーブやトスなどあらゆるプレーが最高峰クラス。
第4位:西田 有志:350cm

2023年度は日本代表チームの副キャプテンとなった。
ジャンプサーブは世界最速クラス。
第4位:山内 晶大:350cm

第4位:西山 大翔:350cm

第4位:エバデダン ラリー:350cm

第4位:高橋 慶帆:350cm

高校時代から日本トップクラスの高さを誇る高橋選手。
高い打点からのダイナミックなフォームが特徴。そして、イケメンとして女性からの人気も高い選手です。
高橋選手のバレー姿はこちら↓
女子最高到達点ランキング
第1位:小林 エンジェリーナ優姫:314cm
KOBAYASHI AngelinaYuki
身長、最高到達点とも、世界トップクラスである。
アメリカ人の父と日本人の母のハーフで、父親は日本のトヨタ自動車でもプレーしていた元プロバスケットボール選手、ジェフ・グロモスさん(身長203cm)とのこと。

第2位:宮部 藍梨(MIYABE Airi):313cm

宮部藍梨選手のことがわかる動画
宮部藍梨選手は妹の愛芽世(あめぜ)選手とともに姉妹で代表に選出されています。
宮部姉妹のことがわかる動画
第3位:山田 二千華:310cm
YAMADA Nichika

第4位:入澤 まい:309cm
IRISAWA Mai

第5位:中川 美柚:306cm
NAKAGAWA Miyu

第5位:荒木 彩花:306cm
ARAKI Ayaka

第5位:大川 愛海:306cm
OKAWA Aimi


Vリーグのトヨタ車体クイーンシーズで活躍中。
175cmという身長ながらジャンプ力が高く、滞空時間が長い。
コースの打ち分けが上手いのは、ブロックや相手コートがよく見えている証拠だろう。
大川愛海選手のプレーがよくわかる動画(背番号22)
全日本代表バレー選手の身長最高到達点:世界との差は?

世界トップクラスチームの身長や最高到達点の平均値は、例年、男女とも日本チームよりも10cm前後高めです。
高さの面では日本より欧米チームが優位です。
しかしながら、女子日本代表は過去のオリンピックで上位に入る成績を数多く残しています(直近では2012年ロンドン五輪:銅メダル)。
男子に比べて「繋ぐバレー」が行われる女子では、日本人が得意とするコンビネーションやディフェンスがより効果的に機能していると言えます。
女子と比べてパワーやスピードが強い男子でも、東京オリンピック2020(2021年開催)では29年ぶりの準決勝進出。世界トップクラスのチームと対等に渡り合いました(最終結果は12か国中の7位)。
選手個人のレベルが底上げされている要因以外に、フランスのフィリップ・ブラン氏がコーチに就任し、戦術やデータ分析面で欧米トップチームに近づいている結果とも言えます。
フィリップ・ブラン氏は2022年度男子日本代表チームの監督に就任。
世界トップチームとの差において「ブロック効果率の違い」に着目。2022、2023年度の代表選考にあたり、例年と比べて高さのある選手が選ばれている傾向があります。
<参考記事>
東京オリンピック2020バレーボール選手の身長や最高到達点は?
バレーボール全日本代表の世界ランキングは何位?

男子日本代表チームの世界ランキング
バレーボール男子日本代表チームのFIVB世界ランキングは2023年5月時点で7位です。
近年は9-11位くらいのことが多くありましたが、かなり高位置に付けてきています。
世界ランキングの順位は今後の国際試合の結果により上下します。
女子日本代表チームの世界ランキング
バレーボール男子日本代表チームのFIVB世界ランキングは2023年5月時点で6位です。
世界ランキングの順位は今後の国際試合の結果により上下します。
各国ナショナルチームの世界ランキングの最新情報を調べる方法
以下のFIVB(国際バレーボール連盟)のサイトで随時更新されており、閲覧時点の最新情報をチェックすることができます。
バレーボール選手の身長や最高到達点 関連情報
日本代表登録選手の身長や最高到達点についてまとめました。
その他のバレーボール選手の身長や最高到達点については、以下をご参照下さい。
日本代表メンバーの身長や最高到達点 | |
2024年度 代表メンバー | |
2023年度 代表メンバー | |
2022年度 代表メンバー | |
2021年度 代表メンバー 東京オリンピック開催年 |
|
2020年度 代表メンバー 東京オリンピック延期 |
世界のバレーボール選手の身長や最高到達点については、以下をご参照下さい。