バレー日本代表紅白戦リモートマッチ2020年8月の出場選手と結果、見逃配信・再放送は?

2020年8月2日(日)、第2次国内合宿で練習を重ねる男女日本代表各チーム内での紅白戦、リモートマッチが行われました。

画面越しでしたが、龍神NIPPON、火の鳥NIPPONの久しぶりの試合にファンは大いに盛り上がりました。その概要やその様子などをまとめています。

※新型コロナ禍で日本代表の紅白リモートマッチは2020年8月、2021年5月の2回行われていますが、この記事は2020年8月の試合に関する記事です。

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バレーボール全日本代表 紅白リモートマッチとは?

2020年度は新型コロナウィルスの影響でバレーボールの国際試合が中止。1年近く日本代表の本格的な試合が見られていませんでした。

しかしながら、日本代表男子は6月末から、女子も7月初めから少人数で合宿を再開。

徐々に参加選手を増やして国内を行い、その締めくくりとして行う日本代表の紅白戦を8月2日(日)に実施しました。

大会名は「2020 バレーボール男女日本代表紅白リモートマッチ ~みんなでつなごう笑顔のボール~」。

試合の様子はインターネットでライブ配信(有料)され、女子の試合は約4千人男子の試合は1万人を超えるファンが観戦しました。

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開催会場と日時スケジュール:2020年8月2日(日)

立川立飛アリーナ
立川立飛アリーナ

東京都立川市のアリーナ立川立飛(たちかわ たちひ)で行われました。アリーナ立川立飛は2017年にオープンした新しい体育館。

女子は14時から。男子は18時からのスタート。

時刻  男女 内容
14:00  <ライブ配信開始・最大延長17:00まで予定>
ウォーミングアップ・練習
14:30  女子日本代表紅白戦(3セットマッチ)
 試合終了後 トークイベント(約30分)
18:00 男子 <ライブ配信開始・最大延長21:00まで予定>
ウォーミングアップ・練習
18:30  男子日本代表紅白戦(3セットマッチ)
試合終了後 トークイベント(約30分)
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日本代表・紅白リモートマッチの出場選手と組み分け

チーム名は日本バレーボール協会がインスタやツイッターで一般公募した案から、選手たちによって決まりました。

火の鳥NIPPON(女子)

OH:アウトサイドヒッター
MB:ミドルブロッカー
OP:オポジット
S:セッター
L:リベロ

Aチーム(赤)

チーム名(赤):シャイニングレッド

※選手名の青字は選手紹介ページへのリンクです

  • 荒木絵里香
    MB/トヨタ車体クインシーズ
  • 鍋谷友理枝
    OH/デンソーエアリービーズ
  • 古賀紗理那
    OH/NECレッドロケッツ
  • 吉野優理
    OH/埼玉上尾メディックス
  • 長岡望悠
    OP/久光スプリングス
  • 林琴奈
    OP/JTマーヴェラス
  • 芥川愛加
    MB/JTマーヴェラス
  • 入澤まい
    MB/日立リヴァーレ
  • 関 菜々巳
    S/東レアローズ
  • 井上琴絵
    L/デンソーエアリービーズ
Bチーム(青)

チーム名(青):オーシャンズブルー

選手名
ポジション名/所属チーム

※選手名の青字は選手紹介ページへのリンクです

龍神NIPPON(男子)

OH:アウトサイドヒッター
MB:ミドルブロッカー
OP:オポジット
S:セッター
L:リベロ

試合前にケガの選手が出たことなどで、当初予定していた組分けと変わりました。

Aチーム(赤)

チーム名(紅):Kurenaiファイヤー

選手名
ポジション名/所属チーム

※選手名の青字は選手紹介ページへのリンクです

Bチーム(黒)

チーム名(漆黒):Sikkokuボンバー

※選手名の青字は選手紹介ページへのリンクです

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日本代表紅白戦:バレーファンの反応

久しぶりに代表選手たちがプレーする姿を見られたことに喜びを感じている声が多数あがりました。

ツイッターでのファンの声を4つほど紹介します。

リモートマッチは有料配信でしたが、その収益の500万円が日本赤十字社に寄付されました。 

日本バレーボール協会(JVA)はコロナ禍で入場料収入が大幅に減少し、赤字が拡大してしまっているようです(JVAの赤字を報じるメディア・2020年8月4日付)。

そのような中でチケット購入を社会貢献にもつなげていて、まさにバレーボールの根本であるチームプレーや助け合いの精神が出ているのが素晴らしいです。

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紅白リモートマッチの見逃し配信や動画アーカイブは?

2020年9月5日(土) BSフジの再放送【終了】

2020年9月5日(土) 14:30~15:25
~今年唯一の代表戦~ バレーボール男女日本代表紅白戦』再放送

こちらは終了しています。

2020年12月:ストリーミング配信(有料)

2020年12月1日(火)~12月7日(月)2020年12月22日(火)~12月28日(月)の2回にわたり、オンデマンドで視聴できる有料のストリーミング配信が予定されているようです。

料金:2,000円

詳しくは下記のイープラスのサイトをご覧下さい。
男子日本代表/女子日本代表

その他

上記以外で一般公開されている公式フルマッチ動画のアーカイブは残されていませんが、YouTubeやツイッターの「紅白リモートマッチ」などの検索ワードで調べたところ、一部のみを観られるものは少し残っているようです。

以下はバレーボールチャンネルの予告編(JVA公式サイトより)。

試合後のトークイベントの楽しそうな様子が少し映っています。

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紅白リモートマッチの試合結果や試合展開の様子は?

試合結果や試合展開を簡単にまとめました。

火の鳥NIPPON(女子)

セットカウント「シャイニングレッド」2×1「オーシャンズブルー」でシャイニングレッドが勝利しています。

赤チーム スコア 青チーム
シャイニング
レッド
2 25-22 1 オーシャンズ
ブルー
25-21
12-25

全体的にシャイニングレッドが相手チームを押していた印象ですが、3セット目はオーシャンズブルーの強さが目覚めた感じでした。

試合展開

第1セットは途中まで追う展開だったシャイニングレッドが終盤に林琴奈選手のサーブから連続得点で逆転してセットを先取。勢いに乗ったシャイニングレッドは第2セットも吉野優理選手らの活躍で序盤からリード。オーシャンズブルーの追い上げをかわしてセットを連取しました。

林琴奈選手(身長173cm)は大阪の金蘭会高校時代に春高バレーで優勝(最優秀選手)した21才で、シニア代表としてはデビュー戦。存在感を発揮しました。

林琴奈,女子バレーボール日本代表,2020年度登録選手
林琴奈©JVA公式サイト

吉野優理(身長173cm)は2019年のU20アジア選手権にも出場している期待の21才。

すごいジャンプ力と安定した空中姿勢からのスパイクが印象的で、身長は高くはありませんが、すごいいい選手でこれからが楽しみです。

吉野優理,女子バレーボール日本代表,2020年度登録選手
吉野優理©JVA公式サイト

林琴奈選手、吉野優理選手ともに、次世代の女子バレーボール界の選手となることが期待されています。

石井優希選手古賀紗理那選手をはじめ、他のベテランや主力選手たちも安定感を見せていました。

2セット終了後、ボーナスセットとして第3セット目が行われました。

勢いのある若手として中田久美監督が名前を挙げている石川真佑選手山田二千華選手や、両チーム最多の19得点を上げた黒後愛選手が活躍。オーシャンズブルーがセットを取り返しました。

山田二千華,女子バレーボール日本代表,2020年度登録選手
山田二千華©JVA公式サイト

また、ベテランの長岡望悠選手の復帰、21才のセッター関菜々巳選手のスピード感のあるトスワークも光り、印象的なシーンを数多く目にしました。

関菜々巳,女子バレーボール日本代表,2020年度登録選手
関菜々巳©JVA公式サイト

試合後に中田久美監督は「自粛期間後ということを考えると課題もあるが、今できることを出し切れたゲームだったと思う」と評価しましたが、全体的に若手選手の台頭を感じさせる紅白戦でした。

情報参考元:JVA公式サイト

龍神NIPPON(男子)

セットカウント「紅ファイヤー」2×1「漆黒ボンバー」でKURENAIファイヤーが勝利しています。

赤チーム スコア 黒チーム
KURENAI
ファイヤー
2 23-25 1 SIKKOKU
ボンバー
25-21
25-18

しばらくぶりの試合にもかかわらず、接戦の良い試合だった」という感想がファンや解説者から多く寄せられました。

試合展開

ケガなどの影響で高橋健太郎選手(MB)が出場できなかったため、ミドルブロッカーは李博選手、山内晶大選手、小野寺太志選手の3人で両チームを回りながら前衛を務めました。

第1セットは両チームとも序盤はなかなかリズムに乗れませんでしたが、次第にSikkokuボンバーの大竹壱青選手大宅真樹選手が力を発揮して得点を重ね、接戦をものにしました。

第2セットは途中出場の最年少、髙橋藍選手が持ち味のサーブレシーブからリズムに乗って攻守に活躍。石川祐希選手の攻撃や、西田有志選手もこの日サーブで3得点を上げてKurenaiファイヤーがセットを奪い返しました。

高橋藍,男子バレーボール選手©JVA
高橋藍©JVA公式サイト

第3セットは勢いに乗ったKurenaiファイヤーがセットを連取し、熱戦を制しました。

キャプテンの柳田将洋選手は身体コンディション関係もあり、直前に合宿へ合流。ピンチサーバーとして柳田将洋主将も切れ味の鋭いサーブで魅せてくれました。

西田有志選手速度120kmを超すと言われる強烈なジャンプサーブをはじめ、パワフルさに磨きがかかっているように見えます。

さらに攻守で目立っていたのが、早稲田大学2年の大塚達宣選手(身長191cm/20才)。次世代の龍神NIPPONの中心選手となることを予感させる活躍でした。

大塚達宣,男子バレーボール選手©JVA
大塚達宣©JVA公式サイト

主力の小野寺太志選手は上手いブロックで安定感を感じさせ、身長201cmの大竹壱青選手の好調さも印象的でした。

中垣内祐一監督は「いつもと違う緊張感の中、応援してくださる皆さんに少しでも練習の成果を見てもらえてよかった。日本の男子バレーはもっと強くなっていくので楽しみにしてほしい」語っています。

情報参考元:JVA公式サイト

紅白リモートマッチの詳しい様子や国内合宿の様子は『月刊バレーボール 2020年9月号』でも20ページ以上にわたって特集されています。

電子書籍のKINDLE版と紙面版があります。

日本代表チームの関連情報

日本代表チーム情報のまとめ

バレーボール全日本代表

日本代表登録選手の生年月日やインスタグラム、身長や最高到達点など以下の一覧表にまとめています。

よろしければ、是非ご参照ください。

全日本代表バレーボール,龍神NIPPON,火の鳥NIPPON

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